TSSやCTLを使わなくなる日は近い!? 「疲労の原因物質と疲労のメカニズム」発見って世紀の大発見なのでは!?

ロードバイク固有のTSSやCTLが過去のものに!? 疲労物質特定の記事に沸き立つ
ロードバイク固有のTSSやCTLが過去のものに!? 疲労物質特定の記事に沸き立つ

もぅ、今週はほんと練習が全然ダメ(;´Д`) SSTが死ぬほどツラくて疲労困憊だわ~と思っていた矢先、とんでもない記事を発見しました! えぇぇ、疲労物質って特定されたの!? それによって疲労のメカニズムも分かった!? ちょちょちょ、もしこれが事実なら、TSSとかCTLとか、ロードバイク固有のデータが激変してしまうのでは!?

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疲労物質が分かったって本当ですか!?

毎朝の日課で各種媒体を流し読みしておりましたら、とんでもない記事が飛び込んできました。ダイヤモンドオンラインの「栄養ドリンクのCMから「疲労回復」の言葉が消えた深いワケ」という記事であります。

疲労の原因物質と疲労のメカニズムが解明されただとぅ!?

黒猫氏も疲労物質にまみれているのかもしれない
黒猫氏も疲労物質にまみれているのかもしれない

タイトルを見たときは「そう言えば最近言わないな」程度の印象だったのですが、記事を開いてみて驚いた。

ななんと、疲労の原因と疲労が起こるメカニズムが解明されたと冒頭に記されているではありませんか(;゚Д゚) うっそ、マジかよ!? もし本当なら世紀の大発見じゃない!?

・疲労の原因物質が発見された
・「疲労感」と「労働や運動による生理的疲労」からなる疲労のメカニズムが解明され、従来「疲労回復に効果がある」と思われていた物質のほとんどは、「疲労感を軽減させる物質であり、疲労回復効果はない」ことが分かった
・疲労を客観的に測る技術が発明された  といった “世界初”の快挙が、立て続けに達成されたのだ。

栄養ドリンクのCMから「疲労回復」の言葉が消えた深いワケ

疲労の原因物質とは!?

日本語なので皆さんもぜひお読みいただきたいと思いますが、これはもうエラいことですよ!? TSSって何だったのか、という話ですもの(◎_◎;)

疲労の原因物質はリン酸化elF2α

栄養ドリンクのCMから「疲労回復」の言葉が消えた深いワケ」によると、疲労の原因物質は「リン酸化elF2α」という物質。なお、この記事でいう疲労は「生理的疲労(労働や運動による疲労)」のことで、病的疲労(原因がない疲労)」とは異なるので注意であります。

体内で「elF2α(タンパク質合成因子)」が「リン酸」と結びつくことで、リン酸化elF2αが誕生し、タンパク質の生成量が減って、臓器の働きが低下したり機能障害が起きたりすることを「体の疲れ」すなわち疲労というそうな。ふぇ~(゚Д゚;)

また、リン酸化elF2αによって炎症性サイトカインができ、それが脳に伝わることで僕らは「疲れている」ことを知るのだそう。ふぇ~(゚Д゚;)

疲労が起こるメカニズムとは!?

記事では、ここからさらに踏み込んで、疲労が起こるメカニズムを詳しく解説しています。いきましょういきましょう、どんな仕組みなの!?

疲労が起きるメカニズム

記事の内容を番号による箇条書きにしてみました、そのほうが分かりやすかろう。曰く、

①生理的疲労の仕組みは、体を動かしたときに細胞に負荷がかかる
②乳酸が肝臓で代謝される
③そのときに「タンパク質合成因子(elF2α)」がリン酸化されて疲労の疲労因子(リン酸化elF2α)になる
④炎症性サイトカインが作られ、「疲労感」という生体アラームが発する。
⑤一方でタンパク質の生成が阻害されることで細胞の機能が低下し、臓器機能の低下や障害が起こる「疲労」状態となる

栄養ドリンクのCMから「疲労回復」の言葉が消えた深いワケ

ですって、皆さん! すごくない!? そしたら、リン酸化elF2αの数値測って、それをうまいことやれば疲労を管理できるじゃん(できるよね!?

TSSいらないじゃん(なくてもいいよね!?) CTLもいらないじゃん(そもそもコレの意味がイマイチ(-_-;)

ロードバイクの体調管理でTSSやCTLは過去のものになるか?

疲労物質が特定されたという元論文はコチラでしょうか!? 気になるのは、この「リン酸化elF2α」の測定による疲労把握(管理)が行われているのかどうかということ。どうなの??

スポーツ界(特にロードバイク)で疲労物質の話は聞かない

疲労因子が実際にスポーツ界で疲労測定のマーカーとして使われているのかどうなのか? もしくはその可能性があるのかどうなのか!?

ざっくり英語の論文とかをグーグルスカラーや通常のグーグルで調べてみた結果!!

どうやら論文自体はいくつかあるでしょうか!? この2016年の論文では、運動によってphospho-eIF2α(リン酸化elF2α)や他のストレスマーカーが上がったとあります。

う~ん、でもこっちの2011年の論文では、肥満ラットに運動をさせたら脂肪細胞と肝臓細胞のeIF2αのリン酸化が抑えられ、小胞体ストレスが低減されたとあります。

真逆じゃないかwww

いや待て! これら2つの論文は、そもそも同じテーマを扱った実験じゃなく、背景も目的も手法もバラバラ。コッチがこうでアッチがああで、と比べる意味がまったくありません。そもそも、結果だけを取り出して比べるものではないし、比べてはいけない

つまり、「疲労因子が実際のスポーツの現場で使用されているかどうか調べる」のは、僕レベルでは全く分からないのであります/(^o^)\

運動生理学とかスポーツ科学とかに詳しい誰か氏の支援を求む(;^_^A ダイヤモンドオンラインの記事に反応してくれるのを願っておりますm(_ _)m

以上、ロードバイクのTSSやCTLが過去のものになる!? 疲労の原因物質が分かったと聞いて衝撃を受けています! なお話でした。リン酸化elF2αってヘルペスウイルスで測るらしく、唾液を調べれば分かるんだと。計測は簡単そうに思える・・・のは素人考えかもしれません(-_-;)

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