「ポンペイ」をご存知ですか? イタリアのナポリ近郊にかつてあった町で、べスピオ山の噴火による火砕流で一瞬にして地中に埋まってしまった町です。地中に埋もれたおかげで色鮮やかに保存されたフレスコ画や、石膏で復元された遺体などを目にしたことがある人もいるかもしれません。
そんな「ポンペイ」が(ここから本題)、なんと群馬県渋川市にもあるらしい!? という訳で、本日はデゲメン氏プレゼンツ「荒サイと利根サイ、2つのサイクリングロードで日本のポンペイを観に行こう(゚∀゚)」企画! 日本のポンペイって何ですのしかしw イタリア人に怒られますで(;^_^A
日本のポンペイへは利根川自転車道が便利
ではでは本日のルートをご紹介! 日本のポンペイはどうやら群馬県渋川市にあるとのこと。渋川と言えば・・・
本邦初挑戦! 利根川自転車道(サイクリングロード)だぁ(゚∀゚)!
渋川市は、県道指定がある自転車道として有名な「利根川自転車道線(県道416号)」の起点ではありませんか(゚∀゚)! その距離約90km(群馬県渋川市~埼玉県久喜市)で、久喜市からは江戸川サイクリングロードに接続し、総延長170kmにもなる日本最長のサイクリングロードであります。
えっ、日本最長のサイクリングロードは利根川・江戸川じゃない? 「太平洋岸自転車道」を忘れるな?
いや、確かに太平洋岸自転車道の総延長は約1,500kmだけれどもさぁ、あなた車道に青い矢印があるだけじゃない?? それと利根川自転車道を比べてもねぇ。。。
ちなみに、太平洋岸自転車道のルート、実は当ブログでも先日トライした「伊豆イチ」のルートの大半(三島~箱根の上り以外)が含まれております。1500kmに及ぶ太平洋岸自転車道、きっと挑戦し、見事走破した自転車乗りも多いことでありましょう(*´ω`*)
初めての利根川自転車道を走る
ではでは早速出発! まずは日本のポンペイに続く利根川自転車道に接続するため、いつもの荒サイを遡上します。
今年の荒サイ峠は例年以上に超級だ
冬の荒サイと言えば、山が遠くて気軽に行けない人でも嬉しい、超絶向かい風の道。今年は例年に増して北風が強く、いやほんと強いなオイw
平坦で4倍くらい出しても15km/h届かないってどういうこと!? 熊谷までの約70km、ほぼ全部向かい風のヒルクライム状態で、ほんとヘトヘト。この調子で利根川自転車道走れるのだろうか。。。
利根川自転車道の景色がすんばらすぃ(゚∀゚)!
爆風に押し戻されながら、何とか熊谷に到着。そこから一路、利根川自転車道に向け、太田市方面へ北上します。
そして出会った利根川自転車道の景色がコレだ! うへぇ、だだっ広い~(゚∀゚)! 北に赤城山、北西に榛名山、西に御荷鉾山を遠くに見晴らせて、景色爽快なことのこの上ありません。
さらに、嬉しい(!?)ことに、利根川自転車道、なんか猫がいっぱいいるじゃん(マジかよ)。利根川自転車道にアクセスするまでが僕らはとても大変ですが、これはきっとデゲメン氏ポイントが高いのでは・・・。
「利根川自転車道、全部走ってみようよ!」と、いつか絶対言いそうな気がします(猫に会いたくて)(-_-;)
日本のポンペイこと黒井峯遺跡にやってきた
荒サイで65km、利根川自転車道で50kmくらい、併せて115kmほどを自転車道の上で過ごしたでありましょうか。目指す日本のポンペイはすぐそこです。
日本のポンペイが見えてきた!
さぁさぁ遠路はるばるやってきました、渋川市。利根川自転車道の終点からすぐ近くの国道291号線を走っていますと、早速に目に飛び込んできました。
おぉ、ここがまさに日本のポンペイ(゚∀゚)! 随分デカデカとした案内板でしたで、これはさぞ大々的にアトラクション化されているに違いない!?
日本のポンペイ、黒井峯遺跡とは
来た、着いた、たどり着きました! ここが、ここが、日本のポンペイで~・・・・
って、何もない野原じゃないか(; ・`д・´) あれあれ、ポンペイはどこ?? 住居跡とか逃げ遅れた人たちがいるかと思ったのに・・・
情報源(⇒出典)によると、黒井峯遺跡は古墳時代後期(6世紀前半)の遺跡で、「南西約10キロメートルにある榛名山の爆発で噴出した大量の軽石によって、短時間のうちに埋没した集落遺跡であり、災害遺跡」だそう。
「厚い軽石層に保護された当時の地表面には、畠や水田、道や境界、水場、樹木の跡など、人々の生活のさまざまな痕跡が見つかりました」とのことで、ふむふむ、ポンペイとよく似た遺跡となっています。
そうかぁ、(黒井峯遺跡の)目の前にある榛名山、昔は激しい火山だったのか。そう言えば、赤城山も活火山だったのよね。
ポンペイを壊滅させたべスピオ山に思いを馳せる
元旦早々に大地震があったりして、いつ何時天変地異が起こるか分かりません。日本のポンペイは6世紀前半(西暦500年代)とのことですが、榛名山や赤城山、あるいは浅間山、もしくは富士山が噴火して、新しい日本のポンペイが生まれる可能性はいつでもあるのです。
高崎名物パスタで荒ぶる山の神を沈める
山の国に生きる人間として、やはり山の神々は敬(うやま)わなくては。という訳で、日本のポンペイを見た後は、ポンペイを滅ぼした山・べスピオ山で、「おぉ怒りを鎮めたまえ~(*´-ω-)ノ”Ωチーン」の儀。
パスタで有名な高崎に、「日本のポンペイ」を知ってか知らずか、「べスピオ」なるパスタがあるらしい。
なんと罰当たりなw これは食べずにはいられないではありませんかww
べスピオ美味すぎ、大噴火www
という訳で、「高崎パスタと言えばココ!」で有名なボンジョルノというお店で、2つのサイクリングロードを経て日本のポンペイを見る旅はフィニッシュ!
ポンペイに思いを馳せて、「べスピオ」を食べてみたところ!! 「コンビニよりちょっと美味しいかな」くらいを想像していた(失礼!!)ら、それを遥かに遥かに上回る美味しさにビックリ(◎_◎;)!
これはベスピオ噴火待ったなし、ポンペイ群馬危うし(; ・`д・´)
ちなみにベスピオ(パスタ)の発祥はシャンゴだそう。シャンゴも美味しかったよなぁ。群馬、距離的にそう頻繁に行けないけれど、走るところも美味しい場所もいっぱいで、ほんと素晴らしいだすなぁ。
いずれにしても、第2の日本のポンペイがもう出ませんように・・・って、なに!? 日本のポンペイは渋川以外にもある!? それも群馬県!? ちょっと、群馬の山々自粛して(頼むからw
以上、ロードバイクで(日本の)ポンペイに行ってみよう! イタリアに思いを馳せる利根川自転車道サイクリング160kmの旅! なお話でした。しっかし、高崎のパスタ、あれはスープパスタというのですかね?? とても好きかもしれません。。。
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