シリコンかぶれなのか、スマートウォッチを付けっぱなしにしておくと、腕が痒くてどうにもならない今日この頃、皆さんのForerunner 965(ガーミンウォッチ)はまだ活用されていますか!? さて、スマートウォッチ(ガーミンウォッチ)を使っていて、どうにも分からないデータがありまして。それがHRV。ガーミンに限らず、近年のトレーニングでとても重要視されている指標みたいなんですけど、ナニコレ、読み方が分からない(-_-;) 本日は謎の注目データ「HRV」をお勉強してみようなのです。
HRVって何なのよ(# ゚Д゚)
まずは言葉の定義から。HRVって何なの~、ほんとに~もう(# ゚Д゚)
HRVは心拍変動のこと
ガーミンコネクトからそのまま引用しますと、HRVとは「心拍変動(HRV)は、連続する心拍の間隔の時間変化における統計的尺度」のこと。もう、何言っているかまったく分からないあるよ(;´Д`)
ガーミンはまったく理解できないので、トレーニングピークスにちょうどタイムリーな記事がありました。トレーニングピークスの記事を引用しますと、「心拍は一定間隔でドクンドクンやってなくて、その間隔には必ず変動がある。そのドクンドクンの変動をHRV(Heart Rate Variability)と呼び、単位はミリ秒で表される」のだそうな。
Your heartbeats are not consistent or consistently spaced; there are (normal) fluctuations in the amount of time between your heartbeats. This variation in heart rate is known as your heart rate variability or HRV and is measured in milliseconds.
How to Interpret HRV to Reduce Stress and Increase Performance
で、HRVが分かったからって何なのよ(# ゚Д゚)
オーケー、OK、オーケーマート。言葉の意味は何となく分かったから、じゃぁ次なる疑問は、コレだ。HRVで一体何が分かるんだい??
HRVで疲労具合やストレス状況が分かる(らしい)
ここからは前述のトレーニングピークスの記事がよくまとまっているので、参照しますと、「HRVはストレスや回復状況の手がかりを与えてくれる」んだと。
ハードなワークアウトをした後でもHRVがベースライン(ガーミン用語)の範囲にあれば、トレーニングの刺激を体が吸収できている状態だそう。逆にHRVの変動が大きく、ベースラインを外れることが頻発する場合は疲労やストレスが溜まっていたり、体が回復を求めているサインなのだそうですよ(⇒出典)。
バランスがとれたHRV測定値は、ポジティブな健康サインを示しています。トレーニングと回復のバランス、心血管の状態、ストレス耐性などが良好であるとわかります。バランスが崩れた値、低い値は、さまざまな要因の中でも特に、疲労、回復ニーズの増大、ストレス増加の兆候を示しています。
(ヘルプ)HRVステータス|ガーミンコネクト
HRVは日常生活のストレスを体がどう受け止めているかの指標
HRVの定義とデータが示している内容を知ると、「ふ~ん」という感想しか出てきません。体調を知る上では大事かもしれないけれど、パフォーマンスそのものを言い表す指標ではないようでありますな??
トレーニングで忘れられがちな「日常生活のストレス」を管理できる
トレーニングの効果効能に最も興味・関心がある人間としては、HRVがなぜそんなに持て囃されている(重要視されている)のか解せませぬ(-_-;) そんな理解の悪いワタクシのために、先ほどのトレーニングピークスの記事が分かりやすく解説してくれていました。
それが「トータル・ライフ・ストレス(TLS)」というコンセプト。トレーニングだけでなく、仕事や家事・育児・介護、環境や食生活などなど、生活全般で生じるストレスを総じて「TLS」と(トレーニングピークスが)呼び、僕たちローディーのパフォーマンスはCTL(フィットネス)やATL、TSBだけでなく、「TLS」の影響も受けていると申しております。
CTLやATL、TSBはパワーメーターで管理できますが、TLSはどうやって計測・管理したらよいのか!? と言ったときに出番となるのが、今回テーマにしているHRVなんですと。
HRVが安定していればTLS(=日常生活のストレス)が低いことを表し、HRVが不安定なら転職を考えたほうが良い、つまりはそういうことでありますな!?
While HRV isn’t a perfect way to model TLS, adjusting your lifestyle to in response to HRV can produce better workout execution and adaptation in the build period, which increases the chances of better performance outcomes come race day.
How to Interpret HRV to Reduce Stress and Increase Performance
[抄訳」HRVはTLSを表す上で完璧な方法とは言えないけれど、HRVに応じてライフスタイルを調整することで特にビルド期のワークアウトや適応に好影響をもたらし、レース本番でより良いパフォーマンスを発揮するチャンスを高めることができる。
自分のHRVは他の人と比べてどれくらい高い、低い?
へぇ~、こうやってつながっていくのね、HRVって。HRVの読み方、ようやく何となく分かってきたかもしれません。ではでは最後に、HRVを他人と比べたらどうなるか!? のこぼれ話を。
えっ私のHRV高過ぎ(低すぎ)!?
先程のトレーニングピークスの記事に、HRVを性別や年齢ごとに比べた論文へのリンクがありましたのでご紹介(⇒出典)。
HRVとひと口に言っても、Mean NNとかrMSSDとかSDNNとか、すごいたくさん専門用語があってよく分かりません(;´Д`) ガーミンの「ヘルススナップショット」によると、ガーミンウォッチはrMSSDとSDRR(SDNN)(※)を計測してくれている模様。
※SDNNはNN間隔の標準偏差、SDRRはRR間隔の標準偏差で、意味はほぼ同じ(⇒出典)
そのデータを前述の論文の性別・年齢ごとのデータと比べてみますと・・・。
僕の場合、rMSSDは40で論文の被験者よりも高く、SDNNは44で被験者の平均より若干高めながら上下限の範囲に収まっているようです。
で、HRVを人と比べて何が分かるの?? さぁ、何が分かるんでしょう、それは次回の宿題だ/(^o^)\
以上、ローディーにとってHRVは知っておくべき大事な指標(なのか)?? ガーミンウォッチが教えてくれるHRV、その言葉の意味と読み解き方! なお話でした。
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