念願の千葉サイクリングが期待と予想を裏切らず、毎回新しい学びと発見の連続で、「千葉すげぇ(゚Д゚;)」と心揺さぶられております。そんな千葉にあって、僕ら(特にデゲメン氏)が特に行ってみたい場所がありました。それが「チバニアン」!! 「千葉にゃん」じゃありませんよ(ゆるキャラの名前でありそうですが)、「チバニアン」です!
えぇ、チバニアンがすぐ近くにあるのかい!?
素掘りトンネルを巡っているとき、至るところの電柱に「チバニアン」の看板が表示されていることに気が付きました。僕は「あぁ近くにあるのかな」くらいに素通りしていたら、1人、目を輝かせている人がいましたよ!?
チバニアン!? 行くに決まっているでしょうが(# ゚Д゚)!
デゲメン氏の凄いところは、歴史や地理、地質などなど、興味・関心の幅が物凄く広いところ。歴史も地理も(地形という意味では)地質も全部ロードバイク・MTBに深く関わっている、もしくは非常に親和性が高いテーマでありまして、そのおかげで、当ブログはグーグルの制裁にもめげずに10年近く続けることができております(*´ω`*)
「チバニアン」もそんなデゲメン氏の興味・関心のアンテナがビシバシ反応している場所の1つ。「チバニアン」が何かというのは後述するとして、場所を確認すると・・・おぉ、やっぱり素掘りトンネル探検ルートのすぐそばにあるではありませんか!!
行くの? 行くよね・・・行かない訳がないよね(;^_^A
チバニアンは「月崎駅」から目と鼻の先
調べてみたところ、チバニアンは小湊鉄道の「月崎駅」からほんの数キロのところにある模様。これは自転車なら一瞬の距離ですよ!?
月崎駅、これは素敵な駅舎ですな
素掘りトンネル巡りの途中でトイレ休憩に立ち寄った月崎駅。ここで休憩中にチバニアンの場所を調べてすぐ近くにあることを知ったのでありますが、それはともかく、素敵な駅舎でありますな。
小湊鉄道、どこもかしこも素敵な駅舎と風景っぽい感じ。デゲメン氏も乗り鉄・鉄分を補給したいときがあるそうで、これはどこかのタイミングで小湊鉄道・輪行してみる日は近いかも!?
日本が誇る千葉の宝・チバニアンにやってきた!
「月崎駅」から裏道(住宅街)を抜け、山を越え谷を越えると3kmほどでチバニアンに到着。おぉ、ここがデゲメン氏を惹きつけてやまなかった伝説の場所ですか(゚∀゚)!
これがチバニアンです!!
さぁ、どうぞご覧ください、これが伝説のチバニアンです!! えぇ、あれあれ、岩? 崖!? ナニコレ一体!?
そうなんです、チバニアンとは知る人ぞ知る、日本が世界に誇れる千葉の宝! うひゃ~、ようやくこの目で見ることができました!!
凄い凄い、よくこんな山奥の崖の中からピンポイントで見つけ出したものでした(≧∇≦)
ここが凄いよ、チバニアン
こんな岩の壁に一体どんな価値があるというのか!? いやいや、これは本当に凄い岩の壁なんですよ!?
世界の人が学ぶ日本の地名
チバニアンの凄いところは、何と言っても、世界中、それこそアメリカからヨーロッパ、中国やアジア、ロシア、アフリカの誰もがみんな、チバニアンを通して「千葉県」に触れる機会があること!
チバニアンは地質年代の1つで、最も新しい(直近の)地磁気逆転の記録が残る地層のこと。
皆さん、「カンブリア紀」とか「ジュラ紀」「白亜紀」といった地層の名称を一度は耳にしたことがあるのでは!? 地層は動物の化石をもとに「累代」「代」「紀」「世」「期」の5つに細分化され、チバニアンは最も細かい「期」にあたります。
約77万4千年前から12万9千年前までの地質はこれまで名称がなかったのですが、このチバニアンが発見され、2020年に正式に承認されたことで、「千葉の時代」こと「チバニアン」が世界の地質学の教科書に載るようになったのです。
チバニアンになぜイタリア国旗?
千葉に新しい地層発見(決定)のニュースが一部界隈で沸き立ったのはコロナ直前のことでしたっけ!? いつか行きたい行きたいと思っていたチバニアンをようやくライブでリアルで見ることができて、これまた千葉に打ち震えております(´;ω;`)
ところで、チバニアンを訪れると、なぜかイタリア国旗がデカデカと掲揚されています。なんで千葉にイタリア!? いや、千葉には「東京」も「ドイツ」もあるから、今さら「イタリア」があっても驚かない・・・と思っていたら、そういう訳ではありませんでした。
チバニアンにイタリア国旗が掲揚されている理由は、77~12万年前の地質年代の名称(命名権)を巡ってイタリアと喧々諤々やり合ったからだそう。そのときの学術的交流を記念し、お互いを称える意味でイタリア国旗と日本国旗の両方が掲揚されるようになったんですと(⇒出典)。
へぇ、知らんかった・・・てっきり千葉の東京ドイツ村みたいなことかと思っていたboriko君は、ちょっと各方面にリスペクトを持つべきではないでしょうか!?
千葉サイクリング、ぜひチバニアンも観に行ってみて!(崖しかないけど)
という訳で、デゲメン氏は深く感動し・boriko氏は各方面への謝罪の必要に迫られ、非常に学びが多かったチバニアン。いやぁ、こんな素晴らしい発見と交流が、(こう言ってはなんですがオイ)凄い場所で起こっていたものなんでした。
ロードバイクやグラベルバイクやMTBで千葉を散策するとき、ぜひチバニアンに立ち寄ってみてはいかがでしょう? 長い地球の歴史の1ページに千葉県の名前が刻まれているって、ちょっとロマンを感じませんか!?
以上、千葉に世界に誇れる日本の宝があった(゚Д゚;)!! MTBで訪れる千葉の至宝「チバニアン」に行ってみた!なお話でした。しっかし、ほんとよくピンポイントでこの場所見つけたよね。地質学者って凄いでありますな(・_・;)
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