ジムニーが来たことで、電車だけではなかなかアクセスできない場所に行こう選手権。千葉の房総半島に続き、現在、栃木県佐野市を探検中であります。佐野市と言えば「ラーメン!」が真っ先に思い浮かびますが、古くから交通の要衝として栄え、多くの戦国大名やその後の江戸幕府に目を付けられていた場所でもありました。何度も攻め込まれ、度重なる領地替えの憂き目にもあった佐野市の象徴の1つが「唐沢山城」。「関東一の山城」とも称される唐沢山城にロードバイクで行ってみることにしました。
唐沢山城はどこにあるの?
まずは場所のご確認。「関東一の山城」と言われる唐沢山城がどこにあるかというと・・・
佐野市の中心からやや遠い場所に唐沢山にあります
場所はこちら(↑)。これは実際にロードバイクで走ったストラバのマップを切り抜きしたものでして、正確な唐沢山城の場所はコチラのグーグルマップ(⇒リンク)をご確認ください。
唐沢山城は、他のどの史跡もそうであるように、とてもユニークな歴史がありまして、戦国時代から江戸時代、さらには明治時代にかけ、激動の運命を歩んできた模様。
越後の上杉氏や相模の北条氏などに何度も攻め込まれた結果、関東有数の山城に成長したと思えば、江戸時代になってすぐに佐野城ができてお役御免に。唐沢山城の城主だった佐野氏はその後改易(領地没収)されて佐野藩は消滅して本多家や彦根藩の統治下になったり、堀田佐野藩や対馬藩などに分割統治されたりと、まぁ紆余曲折。
平地と山がぶつかる要衝だけに、いろいろな利益が交錯した様子がうかがえます。。。
唐沢山がコレマタ激坂/(^o^)\
関東一の山城の場所と歴史をかる~くおさらいしたところで、それではレッツ山城ヒルクライム! これがまた凄い坂でした(´_ゝ`)
市街地のすぐ近くだからと舐めてはいけない
ではでは早速に出発進行! 目指す唐沢山城は、「道の駅どまんなかたぬま」からほんの数キロでアクセスは超良好!!
と思うじゃないですか!? 舐めてはいけない、「山」という名前がつく栃木の地形を。
まず驚くのがスタートからいきなり激坂(´_ゝ`) しかも、九十九折で上っていくヒルクライムで、嬉しいことに有り難いことに、カーブにそれぞれ番号が振ってあります。
地元ローディーにも人気(?)のヒルクライムスポットのようで、ななんと2022年には唐沢山を舞台にしたヒルクライム大会(第1回 唐沢山城跡ヒルクライム―勝ち抜き戦―)が行われたそう。第1回とあるけど、その後、第2回、第3回はあったのかしら(・_・;)
唐沢山から見る景色
市街地にほど近いヒルクライムとしては驚くほどの斜度と九十九折でありますが、さすがに距離はおしとやか。2kmもないくらいで、速い人なら5分とか6分で上り切ってしまうでありましょう。
本丸は神社になっています
関東一の山城というだけあって、山の頂上には数々の遺構があります。本丸はすでになく、代わりに明治時代に建てられた唐沢山神社が鎮座。
眺望も目を見張るほど素晴らしく、眼下に広がる関東平野。その先には遠くスカイツリーや東京タワー、富士山も見えるんだそうな(この日はガスっていて見えなかった)。
実は保護猫活動にも熱心
さて、この唐沢山城/神社には歴史的な背景のほかにもう1つ特徴がありまして。それが保護猫活動に熱心なこと。
そのことをツイッター経由で教えていただきまして、黒猫氏と出会って以来、野良猫の保護活動に密かに共感を抱く我々としては見逃せない情報です。聞けば、唐沢山のレストハウスで猫グッズを購入すると保護猫の医療費などにしてくださるそう。
ならば、なおのことただ保護猫を愛でるだけでなく(もちろん愛でるが)、猫グッズをゲットして微力ながら貢献しなくては!
これも黒猫氏のご縁
という訳で、実はこの保護猫活動を見に来るのが唐沢山を訪れた目的でもありました。そして、もちろん猫グッズ・ゲットで活動を応援。デゲメン氏がチョイスしたのは・・・
んんん、黒猫の写真集と黒猫のシール!? 我が家にはすでに黒猫がいるというのにナゼwww
いやいや、これも黒猫氏がつないでくれたご縁でありましょう。今後も保護猫活動を見聞きしたら、できる限り微力ながらでも応援していきたい所存。
以上、猫好きローディーならぜひとも上ってみたい山が佐野市にあった! 唐沢山ヒルクライムで保護猫活動を応援してみるのはどうでしょう!? なお話でした。
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