ところ変われば、その土地・その地域のユニークな文化があるもの。静岡県も個性あふれる風習がソコカシコにあるそう。その1つを当ブログを読んでくださる方に教えていただいたので、実際に確かめに行ってきました。ほぇぇ、静岡県の藤枝市、本当に朝5時からラーメン食べてる(◎_◎;)!!
藤枝は朝からラーメン、略して朝ラー文化
教えていただいたのは藤枝市の朝食文化。モーニングが愛知県発祥(一宮市 ※名古屋ではない)というのは有名ですが、静岡県にも独自進化を遂げたモーニング文化があったとは(◎_◎;)
なぜ朝からラーメン??
そもそもの疑問はなぜ朝からラーメン? そしてなぜ藤枝で!? というところ。この疑問にビシッとズバッと明確な歴史と謂れ、背景をもって答えてくれるのが文化として成立しているところなのでありましょう。
「藤枝朝ラー文化軒究会」というのがありまして(本当にある)、そのトップページに堂々と「藤枝朝ラー文化」の解説が記載されています。
「朝ラー」は藤枝が生んだ食文化です。藤枝は、古くからお茶の生産地として有名で、お茶取引などでたいそう早くから仕事を始める、働き者が多くおりました。藤枝のあるところに評判のラーメン屋がありました。仕事帰りに腹ごしらえしよう、と毎日早くから行列ができていました。店主はその行列を見かねて、次第にお店の中に呼び入れるようになり、除々に営業時間を早めていくようになったといわれています。 つるりとした喉ごし麺と日本そばを思わせるさっぱりとしたスープの中華そばは「朝から食べても胃にもたれない」と評判になり、二種類の味を楽しもうと温と冷をセットで食べるのが藤枝流となりました。今では藤枝を中心に朝から営業を開始するお店が多くできています。
出典:藤枝朝ラー文化とは?|藤枝朝ラー文化軒究会公認ホームページ
朝ラーは約20のお店で楽しめる
モーニングは機織り機の騒音を避けるために生まれたと言われていますが、朝ラーも同じように働く人に寄り添った飲食店の創意工夫から生まれたのでありますな。
藤枝市が2021年に作成したマップ(↑)によると、現在藤枝市で朝ラーを提供しているのは20店舗ほど。中でも、当ブログ読者の方からオススメいただいた「マルナカ」は朝ラー発祥のお店としても有名で、これはぜひとも行ってみたいところです。
ロードバイクで静岡↔藤枝を行き来するのは大変だぞ(2024年7月時点)
オススメいただいたものはトライするのが当ブログのポリシー。特にこの朝ラーに関してはデゲメン氏のやる気が半端じゃなく、槍が降ろうが富士山が噴火しようがやり遂げる意志にあふれておりました(;´Д`)
でもどうやって静岡から藤枝まで行くんだい??
ところがここでイキナリ問題発生!! なんと今(2024年7月15日時点)、静岡から藤枝へ抜けるルートがどこもかしこも通行止め(◎_◎;)!
- 大崩海岸のルート(県道416号線)は7月2日のがけ崩れで通行止め(⇒出典)
- 国道150号線の新日本坂トンネル・石部トンネルは歩行者・自転車通行禁止(⇒出典)
- 宇津ノ谷峠の大正トンネル(県道208号線)は斜面崩落で通行止め(⇒出典)
- 宇津ノ谷峠の明治トンネルも斜面崩落の危険アリで通行止め(⇒出典)
残るは国道1号線・岡部バイパスの歩道を行くか、あるいはグルっと迂回して県道209号線を経由するしか、静岡と藤枝を行き来できなくなっています。
それでも食べたい藤枝の朝ラー
まさに陸の孤島・静岡。ロードバイクな我々、静岡市から西へ出られず、このまま朝ラーを諦めざるを得な・・・い訳ありませんでした。朝ラーに燃えるデゲメン氏が、そんなことで挫ける訳ありませんでした(´_ゝ`) 迂回? 上等ですよw
通行止めでも諦めずに来たマルナカがなんと(゚Д゚;)!!
という訳で、通行止めや通行禁止区間を潜り抜け、晴れて藤枝への潜入に成功した我々。向かう先はもちろんオススメいただいたマルナカです!
通行止めにもめげず、折から降ってきた豪雨にも挫けず、ワックワクしながらマルナカの開店時間(8時30分)のピッタリ20分前に到着。そうしたらナント!!
3連休はお休みだった/(^o^)\
ぐは~、マルナカのHPにも連休はお休みの記載があったわwww 何という不運、何というリサーチ不足。
誰だ、この日程で朝ラー組んだのは!? 僕です、サーセン(´_ゝ`)
ご近所の〇元は営業終了w
マルナカがよもやまさか休業とは・・・。だがしかし、ここで諦めないのがデゲメン氏。それならばと、すぐ近くに、マルナカ以上に高評価でしかも朝5時(土曜は3時半、日曜は4時)から営業しているお店「〇元」を発見。
豚骨ラーメンなので、いわゆる藤枝の朝ラーではないかもしれませんが、この際細かいことは気にしていられません。一縷の望みを託して〇元に行ってみたところ・・・
ちょうど閉店したばかりでした(´_ゝ`)
らぁ麺屋まるみで藤枝の朝ラーを体験したぞぅ
マルナカがダメで〇元もダメで、もうどうすっぺ・・・。ここまで来て朝ラー食べずに帰るのか。否!! そんなことは許しません! 僕が許しても、デゲメン氏は許しませんよ!!
最後の望みを託してらぁ麺屋まるみに行ってみた
これが正真正銘・最後の最後! 「次ダメなら朝ラーとはご縁がなかった」ということで、僕は諦める気満々(雨でずぶ濡れで寒くて帰りたい)で向かった「らぁ麺屋まるみ」がナント!!!
営業しているじゃんけ~(≧∇≦)!!! やったなデゲメン氏、本当に良かった、報われたwww
まるみのメニューをご確認
僕らがたどり着いたのは朝8時30分を過ぎ、間もなく9時になるくらい。途中のセブンで買ったタオルで雨に降れた身体と衣服をくまなく拭き、いざ入店!
「こんな時間からラーメン食べてる人いるの!?」と思って暖簾をくぐった(ドアを開けた)ら、店内は出勤前の人や朝食目当ての人でなかなかの混雑っぷりではありませんか(◎_◎;)
ちなみに、まるみのメニューはコチラ↑。僕は醬油らぁ麺(味玉)、デゲメン氏は海老塩らぁ麺を注文することにして、冷やしはまた次の機会に・・・。雨に打たれて、さすがに凍えてしまいましたのです(-_-;)
まるみの朝ラー、あっさりで最高じゃ~(≧∇≦)
注文してから待つことしばし。来た来た来ました、これがまるみの、藤枝の朝ラー(≧∇≦)!! 透き通ってアッサリしたスープと素麺のようにツルっとした中細麺は、「これなら朝からラーメンでも大丈夫」と胃弱なワタクシでも太鼓判。
デゲメン氏が注文した海老塩らぁ麺は、濃厚なエビの香りに包まれますが、それでもアッサリ・サッパリな感じは共通です。
分量はしっかりガッツリ、普通のラーメンで、朝からエネルギーを補給したいローディーにはピッタリかもしれません。
いやぁ、遂に体験できたね、藤枝の朝ラー。まるみ、僕ら好みのアッサリ味で凄い美味しかったし、デゲメン氏もさぞ満足したことでありま・・・、あ、朝ラー発祥のマルナカに行きたい・・・そうですか、また藤枝、朝早く来ることにしましょうか(-_-;)デスヨネ
以上、ロードバイクの朝練帰りにもピッタリ! 静岡県藤枝市が誇るモーニング文化・朝ラーを味わってみた! なお話でした。
コメント
ぢぷしーさん、ありがとうございます。
マルナカは凄い土砂降りをかき分けて行ったのに店休日で残念無念でありましたw
静岡にまた行く機会がありますで、ぜひ何かのタイミングでトライしてみたいと思います!
マップに載ってない情報!? はて、どんなものでしょう、とても気になりますw
また今度行くときにお教えくださいませ~
Boriko さん、デゲメンさん、朝ラーのために雨にも休業にも負けず奮闘いただき責任のようなモノ感じつつ読ませて頂きました。最後の砦で食べて頂けて本当に良かったです。何より楽しんでいただけたことが良かった。マルナカは働き方改革を日本で最初に取り入れた飲食店じゃないかと思うほど、特に今のご主人ので世代からはマイペースなお店なことお知らせしておくべきでした。失礼しました。正直、まるみ、は私も知らなかったお店ですが美味しそうですね。今度帰ったら行ってみます。
だか、です。しかし、です。マルナカのそれとは、明らかに違うビジュアルです。マルナカと同じならヨイとは言ってません。是非、次回を是非に是非に作って頂きリベンジください。
藤枝市のマップには載っていない、載せられない情報をお伝えできますので、気が向いた時にご連絡頂ければ、こっそりとしっかりとお伝えします。