グラベルバイク/MTBからロードバイクの未来の形が見えてくる!? 最近はMTBにドロップバーハンドルを付けるのもアリだそうです

えぇ、MTBにドロップバーハンドルを付けるのかい!?
えぇ、MTBにドロップバーハンドルを付けるのかい!?

ロードバイクはガチガチにUCIルールで縛られていて、ルールが変わらない限り、形状などに大きな変化は出づらい状況です。ところが、特にアメリカで盛んになってきているグラベルレースは規定の形とかお構いなし(!?)。ななんと、近年はMTBレースでもドロップバーハンドルで走るんですって! これがまた・・・速そうに見えるけど、ちょっとカッコ悪いんだ(個人の感想ですw

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MTBもドロップバーハンドルの時代へ

今年春、アメリカのカンザス州で開催されたグラベルレースの最高峰「アンバウンド・グラベル」で、グラベルバイクにMTBタイヤを履かせた人が上位に入賞し、一部界隈で大きな話題になりました。それと似たような独創的(?)な機材選びがMTBレースで起きているそうなのです。

MTBにドロップバーハンドルですか(゚Д゚;)

MTBにドロップバーハンドルですか(゚Д゚;)
MTBにドロップバーハンドルですか(゚Д゚;)

独創的な機材チョイスとは、MTBにドロップバーハンドルを付けること(◎_◎;)! コロラド州レッドビルで毎年開催される「Leadville Trail 100 MTB」というエンデュランス・クロスカントリーMTBレースで、ドロップバーハンドルを付けたMTBが席巻してるんですと。

ほぇぇ、コレ、グラベルバイクじゃダメなのかい!?

ドロップバーハンドルは実際速くなる?

VELOニュースによると、「Leadville Trail 100 MTB」はMTBレースにしてはテクニカルではないコースだそう。想像するに、グラベルレースに近いのでしょうかね?

そういったコースだとスピードの維持が大切になりまして、ドロップバーハンドルを付ける選手が増えているんだそうです。

(速くなるとは)限らない

面白いのはココからです。前述のVELOニュースが、ドロップバーハンドルを取り付けた年とそうでない年でどれくらい平均速度が違うかスプレッドシートでまとめてくれていました。その結果がなかなか興味深い。

というのも、ドロップバーハンドルを付けたからと言って、必ずしも速くなっている訳ではないのです。レース全体の平均速度が毎年上がる中で、フラットバーハンドルの人も同じように速くなっており、「ドロップバーハンドルだから速い」とは一概に言えない状況。

ドロップバーハンドルにしてめちゃくちゃ速くなっている人(Russell Finsterwald=0.97mph)もいれば、フラットバーハンドルのままでも前年より速くなっている人(John Gaston=0.97mph)もいて、レーススピードの向上にハンドルのチョイスがどれくらい影響しているかは見えづらい

VELOニュースも結論として、「Looks like the answer is use what works for you. It takes a faster, longer, race before aerodynamics becomes more significant.(答えは"自分に合った機材を使え"ということのようだ。空力がより重要性になるのは、より速く、長いレースだ)」と締めくくっています。

グラベル系の進化と自由度は凄い

クロカンはどんどんテクニカルになるし、グラベル系はどんどんレーススピードが上がるし、それに合わせて機材自体も凄い進化するしで、消費者は大変ですが、とても楽しいでありますな。

ワンフィットオールは難しい

1台の自転車で舗装路も未舗装路もすべて賄えたらいいのに
1台の自転車で舗装路も未舗装路もすべて賄えたらいいのに

究極的に、どこでも走れる「ワンフィットオール」な自転車がグラベルバイク(もしくはクロカン系MTB)かと想像していましたが、まだまだ自転車には進化・進歩する余地がありそうなのをグラベルレースの現場から感じます。

今年のジロやツールでもグラベルステージが当たり前のように登場しているので、次なるロードバイクの形もココ(グラベル)から生まれてくるのでしょうかしら!?

まぁ、でもぶっちゃけ申し上げますと、MTBにドロップバーハンドルはちょっと・・・カッコよくないかもしれません(;^_^A

以上、グラベルバイク/MTBからロードバイクの未来の形が見えてくる!? 最近はMTBにドロップバーハンドルを付けるのもアリだそうです(速くなる訳ではない)なお話でした。

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