ディスクブレーキと同時に一気に普及した感がある電動シフト。デュラエース、アルテグラだけだったのが105まで拡大し、SRAMもハイエンドからミドルレンジのコンポはどれも電動化しています。電動の使いやすさは一度味わうと戻れないくらいでありますが、だがここで気になるニュースが・・・。電動コンポ(電動シフト)って、どうやらハッキングできるそうなんです(◎_◎;)!
電動コンポをハッキングして誤作動させたろ
いつものようにニュースを渡り歩いておりますと、気になる見出しを発見(だいたいこのパターンねw)。その中の1つ、Cycling Newsと、元ネタのWiredから、どんな内容なのかご紹介します。
シマノの電動シフトはハックされます
見出しは「Your Shimano gears can be hacked – but there’s a fix coming」。「シマノのコンポはハッキングされる可能性あり ― でも間もなく修正されるから大丈夫」という感じでしょうか。
元ネタはWiredの「Want to Win a Bike Race? Hack Your Rival’s Wireless Shifters」でありまして、それによると、カリフォルニア大学サンディエゴ校とノースイースタン大学の研究者が、ほんの数百ドルの機器でシマノの無線シフトをハッキングする方法を見つけたのだそう。9m離れた距離から無線攻撃することで変速を誤作動させることができるんですと。
大学の研究者は今年の3月にはシマノにハッキングのリスクを報告。シマノは大学の研究者と一緒に修正パッチを作成し、すでにプロチームにはファームウェアの修正を配布。僕ら一般ユーザーへの配布は8月下旬以降になるのだそうな。
無線シフトはハッキングのリスクあるよねぇ
ハッキングして勝手に変速させることができたら、例えば、ツールなどでは上りの一番大事な局面でライバルを邪魔したりすることができ、レースに大きな影響が出てしまいます。それがわずか数百ドルでできてしまうなんて、悪いこと考えるものだねぇ(;´Д`)
そう言えばSRAMは大丈夫なの?
シマノは最も普及しているコンポでプロチームの多くに導入されていますから、ハッキングされたら大変です。でも、そう言えば、無線シフトと言えば、僕達・私達のSRAMを忘れないでほしいんですけど、SRAMは大丈夫なんかいな!?
元記事であるWiredにSRAMの言及はなく、Cycling Weeklyの記事はWiredのほぼ完コピなので触れている訳もなく・・・。SRAMはハッキングされて誤作動しても、ユーザーが「またか┐(´д`)┌ヤレヤレ」と許しちゃう可能性もあります。
うむ、SRAMユーザー寛大、SRAM大好きw SRAM最高(゚∀゚) なので、SRAMは問題ないことが証明されました。ハッキングは仕様ですよ(´_ゝ`)
みんなのシマノをハッキング・・・して誰に何のメリットがあろうか
何はともあれ、電波を使っていれば、確かにハッキングのリスクは出てまいりますな。凄い、自転車も遠隔操作される時代になってきました。
グループライドでハッキング!? 何のためにwww
Wiredによるとシマノの電動コンポはプロ・アマチュア問わずハッキングのリスクがあるそうです。ということは、Di2をお使いの皆々様もハッキングされる可能性があるということ。
でも、誰が、何のために!? よもやまさか、週末のヒルクライムTTや荒サイ・サイクリングで無線シフトを混線させたり、変速を誤作動させたりして・・・何の得があるというのかw
よっぽど深い恨みがあるならまだしも、その場合は別の方法を取りそうです。なので、僕達一般ピーポーのDi2ユーザーはハッキングのリスクがあったとしても影響はないでありましょう・・・と、ハッキングの可能性を発見したUCサンディエゴの先生も仰っておられます。
以上、あなたのシマノDi2はハッキングされているかもしれません! シマノの電動シフトを誤作動させる方法見つかる(修正ファームウェアは間もなく配布)なお話でした。変速のハッキングで影響あるとすれば、例えば富士ヒルとかのガチ勢は気になるところでしょうか!? う~ん、でもそこまでするかなぁ、どうなんでありましょう(・_・;)
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