ワイズカップが終わったら、次はもちろん試乗です! 今回はエンデューロで皆さんお疲れ(僕だけ!?)ということもあり、ターゲットを1つに絞りましたぞw という訳で、あの(本物の)デゲンコルプが駆るジャイアントのプロペルアドバンスドに乗ってみました!
PROPEL ADVANCEDを生んだジャイアントとは?
ロードバイクで最も有名なメーカーのひとつがジャイアントでしょう。調べてみたら、台湾の会社なのですね。
ウナギの養殖から始まったジャイアント
ジャイアント(台湾名:捷安特)が設立されたのは1972年のこと。ウナギの養殖を営んでいた経営者が、事業の起死回生の一手として立ち上げた会社だそうです。
ウナギの養殖業を営んでいたキング・リュー(中国語版)(King Liu)であったが、1971年、彼の養殖施設は自然災害で壊滅的被害をこうむった。明くる1972年、起死回生の一策として転進したのが自転車部品製造業であった。
ジャイアント=アルペシンの活躍で(僕の)注目の的
そんなジャイアントですが、ジロやツール、ワンデーレースなどでの大活躍で、キャニオンのエアロードとともに(僕の中で)一躍注目の的に! さいたまクリテリウムで優勝したデゲンコルプやツールで大活躍中のキッテル(2016年はエティックス・クイックステップへ移籍)など、花形スプリンターが勢ぞろいし、平地は無敵☆ 今年のツール第17ステージで優勝し、超男泣きしたシモン・ゲシュケも印象的でした。う~む、カッコイイ・・・(*´ω`)
ツールのステージ優勝は信じられない。自転車を始めたころから夢見ていたんだ。でも、簡単じゃなかった。僕はスプリンターじゃないし、クライマーでもない。ただのオールラウンダーなんだ
出典:【ツール・ド・フランス15】ゲシュケ、男泣きのツール初勝利「誰も予想していなかった」
PROPEL ADVANCED PROに乗ってみた!
という訳で、ジャイアント=アルペシンのライダーが乗る「プロペルアドバンスド」に、僕も乗ってみましたよ! う~ん、しかし僕ってばミーハーなのだwww
プロペルアドバンスドPROは、どんなロードバイク?
今回試乗したのは、プロペルアドバンスドPROという、上から2番目のグレード。どんなバイクかというと・・・。
プロペルアドバンスドSLのエアロ性能を、アドバンスドグレードのフレームで再現した実戦的なエアロロードバイク。剛性とハンドリングのバランスに優れるフレームと、ISPに準ずるエアロ性能を発揮するベクターカーボンピラーが、最先端のエアロ性能に扱いやすさをプラス。すべての市民レーサーに巡航速度アップを約束するベストバイ。
ほかのエアロ系とプロペルアドバンスドを比べると
これまで試乗してきたエアロ系のロードバイクは、キャニオン・エアロード、BOMA VIDE-PRO、ラピエール・エアコードSL、スコット・フォイル、ですかね?? 思えばよく乗ったもんですよwww 各メーカー、確かに乗り味が違っていて、それが個性になっていたのだと思います。
しかし、ワタクシ、その違いがフレーム(の設計やコンセプト)の違いによるものか、タイヤ・ホイールの違いによるものか、判断がつきません。それを念頭に入れていただいた上で、“乗り心地”と“速く走れそうかどうか”という非常に曖昧な感覚で勝手に評価しちゃいます!
乗り心地は安定のラピエール、次いでプロペルか
まずは乗り心地! 路面からの衝撃をいなすか吸収するかして、ライダーの負担を減らしてくれるフレームを上から順に並べますと!
- 1位:ラピエール・エアコードSL
- 2位:プロペルアドバンスドPRO
- 3位:キャニオン・エアロード、スコット・フォイル
- 4位:BOMA VIDE-PRO
遠い昔の記憶を引っ張り出してきて、テキトー書いておりますが、要は僕の中で印象が良かった順(身も蓋もないw)でございます。プロペルアドバンスドは、ガタガタの試走路でも問題なく、僕のターマックスポーツよりも乗り心地が良かったですわ。
プロペルとキャニオン、スコットは速そう
続いて、「このフレームに乗ったら速くなりそう」という、評価するところがまったく分からない印象比較について。「平地も山も一瞬のスプリントも、このフレームだったら速くなりそう」というイメージなのですけど・・・あ、もっと分かりづらいですねw
- 1位:キャニオン・エアロード、ラピエール・エアコードSL、プロペルアドバンスドPRO、スコット・フォイル
※多分どれ乗っても大差ないw - 2位:BOMA VIDE-PRO
キャニオンもスコットも、何だか細い棒か板に乗ってるみたい。その割にガタガタ道でもイケる振動吸収性があって不思議です。プロペルアドバンスドもキャニオンと同じ傾向だけど、もっとマイルドな印象を受けました。一方、ガチガチに感じたのはボーマ。今でもお尻のゴゴゴッ感を思い出します。
エアロ系ロードバイクはお買い得!?
という訳で、結論を申し上げますと、ジャイアント・プロペルアドバンスドは予想外(!)に良い印象でした。
圧倒的な価格力を持つジャイアント・プロペル
ジャイアント・プロペルの一番の魅力は、その圧倒的な価格力にもあるでしょう。 一番上の電動デュラ付きモデル(PROPEL ADVANCED SL 0)で85万円。紐デュラだと63万円かい。しかも国内で買えるというのはすごいです。まぁ、高いことには変わりないですけど、ほかのメーカーは100万とかシレっと超えてくるのが多いので^^;)。乗り心地も抜群だし、トップモデルとしてはかなりバランスが良いですわ。
CPならキャニオンとメリダも負けてない!
一方、コストパフォーマンスで負けていない(というか上回っている)のが、ドイツ直販のキャニオンです。電動デュラ付きで79万(72万もあり)! 紐デュラなら57万だって! 組み立てや整備を自分でできるかという大問題がありますが、すごい破壊力ですねぇ。。。
キャニオンのほかにも、密かにコストパフォーマンスに優れたロードバイクとしてメリダがありますな。電動デュラ付きは大台越えの107万ですが、紐デュラ(クランクとブレーキは他社製)で53万だそうです。う~ん、メリダは乗ったことがなかったw
1日も早くインプレライダーを卒業したい!
たくさんロードバイクをつまみ食いしてきて、どの自転車も個性豊かでカッコイイし、もっと乗ってみたいものばかり。うぅ、とっととヤビツ峠TTの目標をクリアして、インプレライダーを卒業したいwww(でないと、今のターマックで十分満足しちゃいそう・・・)
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