夢のようだったイタリア・ジロ・ツアーから一転、社畜生活を満喫しているborikoです、こんばんみ(≧▽≦) 今回のジロ&イタリア旅行ではいろいろ発見や学びがありました。 という訳で、イタリア7泊8日の旅を、費用・便利/必須アイテム・トラブル事例に分けて振り返ってみたいと思います!
格安だったイタリア旅行
まずはかかった費用から。これが驚きだったのでありますよ、奥さん!
イタリア旅行の内訳を確認してみよう!
費用の内訳を大まかに、航空券、レンタカー、ガソリン代、宿泊費、食費、雑費に分けて見てみましょー!
飛行機代は1人5.5万円!
全体の費用に一番大きな影響を与えるのが飛行機代。利用したのはアリタリア航空の早割(?)で、その費用が驚愕の5.5万円/人! 出発時期が5月でなければ4万円を切るほどの格安チケットもありました。購入はアリタリア航空のHPから直接で、代理店などは一切通していません。
レンタカーは445ユーロ(5.5万円)
二番目に大きな費用は1週間のレンタカー代。保険を最上級グレードにして445ユーロ也。日本円にして5.5万円で、1人あたり2.75万円であります。
侮れないガソリン代は80ユーロ(1万円)
地味に侮れないのはガソリン代。値段は日本と変わらないか、ちょっと高いくらい。2回給油して80ユーロ(約1万円)也。1人あたり5,000円でした。
ホテル代は1人3万円ちょい
ホテル代は65~100ユーロ(+税金10%+市税等))。僕たちの場合、ベネチア空港近くのB&Bで1泊(87ユーロ)。次のボルミオで1泊(67ユーロ)、モエーナで2泊(218ユーロ)、ポルデノーネで2泊(140ユーロ)。合計で512ユーロ、6.3万円で1人あたり3.15万円也。
食事代が安かった
一番振れ幅大きいのが現地での食事代。ジロ観戦がメインということもあり、レストランでメインディッシュまで食べたのは2回だけ。あとはパニーニやワイン、おつまみなどをパクついている感じで、はてさて、8日間で1人90ユーロも使ってないかも。詳細な数字を忘れたので大目に見て100ユーロ、1.2万円としておきます。
その他雑費
その他雑費として必要だったのは電話とインターネットか。インターネットは日本で借りて1.7万円、1人あたり8,500円。電話は超絶余計な出費で100ユーロ(1.2万円)。電話については後述します。
ひとり14万円台でイタリア北部をグルッと1周!
上記の支出を合計しますと、え~と・・・14万5千円(人)也! 念のため申し上げますと、食費を切り詰めたりとか、何かを我慢したりとか、全然しておりません。それでも、この費用で日本~イタリアを往復し、北部イタリアをグルッと1周して、さらに美味しいものをたらふく、ホントにお腹いっぱい堪能できるとは・・・。イタリア恐るべし:(;゙゚”ω゚”):
旅費を抑えられた理由
通常の7泊8日ツアーであれば、どんなにアレでも20~30万円台が相場。その費用を大幅に抑えられた理由は・・・。
航空券やホテル、レンタカーは全部自分で手配
費用を抑えられた一番の理由は、航空券やホテル、レンタカーなどを全部自分たちで手配したこと。海外のホテルでも「トリップアドバイザー」や「トリバゴ」、「Booking.com」などの日本語対応サイトで閲覧・予約できますので無問題。レンタカーに関しては、3年前のイタリア旅行で使ったEuropcarを利用しました(英語対応)。
ホテルや車の相場観(三ツ星でどのくらいのホテルが期待できるか、とか、レンタカーの費用の目安とか)は、3年前の旅行の経験が大きいかも。3年前は旅行会社のツアーを使いましたが、そのとき現地をいろいろ見て回って、自分たちでもできそうと感じられたのが今回の旅行で活きました。
あと、ツール・ド・とちぎなどを経験して、ラインレースの追いかけ方を予行練習できたのも大きかったかも。人生、ムダな経験は何ひとつございませんですな(*´ω`*)
絶対忘れてはいけない必須アイテム
これまでの経験をもとに旅行計画は大まかにOK(全然OKじゃなかったんだけど(-_-;)。あとは現地に入って当たって砕けろ方式。そんなときに、やっぱり欠かせないアイテムがありました。
忘れてはいけない国際免許
イタリアで運転するのですから、当然のことながら免許証が必要になります。最寄りの運転免許試験場や警察署でその場で発行してくれるので便利。
気を付けなければいけないのが、イタリア(とヨーロッパ)はMT車ばかりな点。国際免許証にはAT限定などの区分がないため、ATでもMTでも何でも運転できるのでしょうが、MT車の運転に不慣れだったり、万が一のトラブルのときに免許区分が問題になったりする可能性がゼロではないそう。AT限定免許の人はAT車を借りたほうが良い、というのが正しいアドバイスであります。
国際運転免許証には「オートマチック(AT)限定」の区分や記載がありません。そのため海外でマニュアルトランスミッション(MT)のクルマを運転しても罰せられることは少ないようです。ただし、国や地域によってはトラブルの原因となるので、AT限定免許の場合はできるだけAT車を選ぶようにしたほうが無難です。
高速インターネットは必需品
そして、これなくして今回の旅はできなかったレベルの必需品が高速回線インターネット。ホント、わずか3年でエラい変わるものでございます。4Gのインターネットがあったおかげで、グーグルマップをナビ機能にすることができ、道に迷うことがグンと減りました。いや~、ホント便利でありましたですよ。高速インターネットとスマホがあれば、世界中どこでも行けるわ、こりゃ(;´Д`)
個人旅行で避けては通れないトラブル事例
こうやって見ると、とても順調に進んだように見えるでしょう(*´ω`*) いえいえ、とんでもございません。実は結構な困難・・・というかご迷惑をおかけしてしまったことがあったのです(-_-;)
山頂ゴールの観戦方法が分からない!
最初にぶつかった難関が山頂ゴールでの応援方法。どうやって山頂に行っていいか分からない!! ステルヴィオ峠を見ようと意気込んだ僕たちでしたが、観戦ルールを知らず、車で頂上まで行けるものだとばかり・・・。
だがしかし、ステルヴィオ峠はレース前日の深夜に一般車両通行止めになっていたんだなぁ(;´Д`) 交通規制の情報に思い至りませんでした。
解決策は、歩いて上る(;´Д`)
そんな僕たちが選んだ解決策は・・・車をパーキングに停めて、徒歩で山頂をめざすこと(汗)。ちょっと訳分かりません(-_-;)
山頂から下りられない・・・
上ったら、その分、下りてこないといけません。えっステルヴィオ峠を歩いて下りるんですか(゚Д゚;) もう20kmも歩いているのに!?
バスに乗せてもらう・・・
ステルヴィオ峠での観戦は、麓の街ボルミオからバスで行くのが正しい方法でした(多分、これはどこの山頂ゴールでも同じ・・・orz)。だもんで、帰りの道、バスの運転手さんに事情を説明して乗せてもらいました。バスの運転手さんはどなたもとても親切でウェルカムしてくれたのですが、基本、どなたも英語が通じません。お礼や料金の払い方については、ちょうど隣に座っていたイタリア語を話せる、これまた超絶親切なドイツ人が通訳してくれて、事なきを得ることができましたでありますよε-(´∀`*)ホッ
ホテルに入れない・・・
続いての困難はステルヴィオ峠観戦後のこと。ボルミオから次の宿泊地モエーナのホテルにチェックインするとき。ステルヴィオ峠を下って車をピックアップし、そこからモエーナに出発するときですでに午後6時を回っていました。モエーナまで3時間以上かかります(;´Д`) いかん、チェックインに間に合わないかも・・・という予感が的中してしまいました。ホテルに着いたら誰もオランダ(゚Д゚;)
同じホテルの宿泊客に会うという奇跡
ホテルの入り口には、どこをどう探してもベルらしきものがありません。フロントにも人の気配がなく・・・。途方に暮れていたところ、通りの向こうから2人の男性が近づいてくるではありませんか。どうやらホテルに入って行こうとする様子。ここでも必死に事情を説明して(英語が通じた)フロントに取り次いでもらえることに。ホテルの人が出てきたら、「ちゃんと電話してくれないと困る」と言われつつ、何とか無事チェックインすることができました。うぅ、ホントごめんなさいごめんなさい、電話の仕方、しっかり学んでおかなければいけませんでした(;´Д`)
飛行機の日程が変更される
そして最後のトラブルは同じくモエーナのホテルで起こりました。ホテルをチェックアウトする朝、何か胸騒ぎがしてメールをチェックしたところ、アリタリア航空から驚愕のメッセージが。曰く、「フライト日程変更したから」だって! 何の理由も説明もなく、強制的に帰国日が2日も先送りされていました。ワタクシもデゲメンも、帰国後は締め切りや会議が目白押し。これはとても受け入れられません(; ・`д・´)
カスタマーサービスに電話で解決(国際電話だった・・・)
寝ぼけた頭が一気に覚めるメール本文に記載されていたカスタマーサービスに急いで電話。状況の説明やフライトを別の日にできないか交渉して、本来の帰国日より1日早い日程で座席を確保できました。確認メールを受信してひと安心ε-(´∀`*)ホッ と思ったら、ななんと、アリタリア航空の電話番号、国際通話になっていたらしい(;´Д`) 電話番号のところ、「From Italy: Tel. 89 20 10」って書いてあるじゃんかよぅ。しかも、国際通話なのに英語対応だし・・・。この電話1本で100ユーロとは・・・。今まで、ホントにたくさんの人にご迷惑をおかけし助けられてきたので、その罰と報いがきたのかもしれません。まぁ致し方ありますまいorz
ちなみに、この国際電話の料金に、ホテルの人もビックリ。とても同情してもらって、さらにいろいろなヘルプやらアドバイスをいただいてしまいました(チェックインのとき、散々迷惑をかけているにも関わらず。。。)。なので、モエーナのホテルには頭が上がらないのであります(ホテル自体も4つ星で最高でした)
ジロ観戦イタリア旅行の反省点
という訳で、ものすごい充実して楽しんだイタリア旅行でしたが、内実はお恥ずかしながら、準備・経験不足なところが多々あり、たくさんの方に助けられたのでありました(;´Д`) そんなイタリア旅行のまとめをば。
言葉ができるに越したことはない
旅が順調なときは、基本、言葉が通じなくてもそれほど困ることはありません。レストランで頼んだと思ったメニューがまったく違うものだったりするくらいです。問題は、トラブルが発生したとき。これは言葉で意思疎通できないと、にっちもさっちも行かない。旅行会社とかを通してないので、当然、頼る術もありません。なので、片言で十分OK(イタリア人も英語は片言レベルの人が多い)なので、「困っていることは何か」「自分はどうしたいか」を表現する方法は身につけておいたほうが良いかと。
予習は必須
今回一番の失敗はステルヴィオ峠でありました。この観戦方法で躓いたことが、モエーナでのチェックイン遅刻につながってしまいました(;´Д`) という訳で、観戦方法や旅の行程など、日本以上に予習して準備しておく必要がありますです。規制が入るのは基本、山頂ゴールのステージなど。なので、例えば次回ゾンコランなどの山頂で観戦をするときは、今回の経験が100%活きる・・・と期待したい(・。・;
ジロ観戦で宿泊したホテル一覧
最後に今回のジロ観戦で宿泊したホテルを一覧でご紹介します。どのホテルも非常に、非常に親切で清潔で使いやすく、しかもリーズナブル。イタリア北部を旅行する際は、宿泊場所の候補としてご検討くださいませ(*´ω`*)
宿泊したホテル一覧
宿泊した順にご紹介します。特にHotel Dolomitiはオススメですぞ(*´ω`*)
■B&B Airport Venice Diego 2
場所:ヴェネチア・テッセラ空港
https://www.booking.com/hotel/it/b-amp-b-airport-venice-diego-2.ja.html
■Residence Elga
場所:ボルミオ
https://www.booking.com/hotel/it/residence-elga.ja.html
■Hotel Dolomiti
場所:モエーナ
https://www.booking.com/hotel/it/dolomiti-moena.ja.html
■Hotel Tuan
場所:ポルデノーネ
http://www.hoteltuan.it/
コメント
タダノブさん、ありがとうございます!
北イタリアの人曰く、南は別の国だそうです(表現のアヤですが)w
雰囲気が全然違うのでしょうね。ちょっと行ってみたい気がします(*´ω`*)
ツールドとちぎの経験ですが、移動の手段や宿泊場所・観戦場所のチョイス、
観戦方法(ラジオやネット他)を予習できたほか、サイクルロードレース(の観戦)で
どんなことを期待できるか、楽しめるのかを学べたのが大きかったです。
3時間待って観戦時間10秒とかが当たり前なので、そういったことを知らずに現地観戦して
ガッカリしてしまうのは勿体ないことですゆえ。
トラブル続きで楽しそうですね(笑)!私も海外ではいつもヒヤヒヤしてますが働いている身として帰国が伸びるのは恐ろしい.
ローマや南イタリアはぼったくりやスリが多そうですが北イタリアは治安が良さそうですね!
>ラインレースの追いかけ方
どのようなポイントがあるのでしょうか?ツールドフランスではゴールと翌日のスタートしか観戦しませんでした.クルマで移動すれば複数回見られるとは当時は思いつきませんでしたよ~
おいちゃんよたびさん、ありがとうございます!
これは、とても有難いお言葉(゚Д゚;)
つたない写真とブログにも関わらず、読んでいただき感謝感謝でございますm(_ _)m
フランスも食事が美味しいのですね(美味しそうだなぁ)。
ホント何が違うんでしょうね、とにかく食べ物が全部美味しくてΣ(・ω・ノ)ノ!しました。
1週間足らずの旅行では日本食が恋しくなることはなく、今はイタリアのパンとワインが恋しいくらいですが、
長く滞在するとまた違ってくるのかもしれませんね^^
海外にいると、その国の文化や歴史を学べるだけでなく、日本の故郷の良さを見つめ直せるしで、良いこと尽くし。
今度はぜひ自転車で走ってみたいですねぇ(*´ω`*)
旅日記として最高でした。
人とのふれあいも素敵。濃密な記事ありがとうございました。でも主にワインやら飯が羨ましい(´・∀・`)
仕事で滞在したパリの安ワインとパン、バターがめっぽう美味かったのを思い出しましたよ。
なんなんでしょね?あちらの食事の美味しさ。日本と同じ名前なのに安くて別次元に美味い。
その代わり和食は同じ名前でも高くて不味かったっけなぁ。長く居ると味噌汁とうふ納豆が欲しくなる謎。
帰ってきて牛丼に生卵と紅生姜かけて喰らうと日本最高とか思う訳です。
何はともあれ無事でなにより、お疲れ様でした。