このブログにはどういうわけか、ロシアの大地からはるばる訪問してくださる方々がいっぱい。そんなロシアの皆様に、ぜひともお伝えしなければなりません。キヤノンのスクリューマウントレンズ(Sレンズ)、CANON 35mm F1.5がいかに素晴らしいレンズであることをw
あ、今日は自転車とはまったく関係ないお話です。
レンズのマウントはいろいろ
ここで、さらっとレンズマウントのおさらいを♪
カメラの種類だけマウントがある
ニコンにはニコンのレンズ、キヤノンにはキヤノンのレンズしか(基本的に)つかないように、カメラボディには特定のレンズしかつきません。
CANON 35mm F1.5のスクリューマウントも、特定のカメラボディにしかつかないレンズです。
スクリューマウントも実はいろいろ
スクリューマウントはその名が示すとおり、ねじ込み式のレンズ(またはボディ)です。
ねじみたいにくるくる回して取り付けるわけで、構造はいたってシンプル。
ねじ部分の口径でいろいろ種類があり、これがまたレンズ沼の入り口なわけですが、有名なのはM42マウントとL39マウントでしょう。
CANON 35mm F1.5とは
では、CANON 35mm F1.5はどんなレンズでしょうか?
CANON 35mm F1.5はL39(ライカスクリューマウント)
CANON 35mm F1.5はL39というライカスクリューマウントのレンズ。
バルナックライカやベッサ何ちゃらなどのL39マウントのカメラボディにつけることができます。
もちろん、アダプタをつければライカMマウント(やニコンFマウント、最近だとオリンパスやソニーとか)にも装着可能!
ここら辺はオールドレンズの楽しみ方を記した本やブログがいっぱいあるので、ぜひグーグルしてみてください!
発売は1950年代でF1.5は画期的
ここで申し伝えたいのは1950年代に発売されたレンズでF1.5(レンズの明るさ)がいかに画期的であったかということ。
発売は1958年ですが、なんと当時35mmという焦点距離で最も明るいレンズだったそうな!
ウソかホントか、これに慌てたライカが急きょズミルックス35mm F1.4を開発・発売したとか?
キヤノンは50年代から先進的
キヤノンって今では堅実(?)なイメージがあるかもしれませんが、かなり研究熱心で、レンズの明るさ競争が過熱した50年代をリードしていたそうです。50mm F0.95とかはその典型かも。
F0.95だよ。これをライカが実現したのってつい最近さ
ぜひ、このレンズも(できればライカのF0.95ノクチルックスも)いつか使ってみたいものでございます。。。
CANON 35mm F1.5のどこが良いのか?
ではCANON 35mm F1.5のどこが良いのか? それを私見100%でお伝えしますと!
開放でも使える!
F1.5クラスだと、開放(一番明るい状態=レンズを開いた状態=CANON 35mm F1.5の場合はF1.5)で使うとかなりピントやら背景やらが怪しくなるのが常。
ところがCANON 35mm F1.5では、そんなことが(あんまり)ない。
かの有名なズミルックスなんて、えらいことだよ
ズミルックスこそ、まさに「レンズの味」なんだろうし、僕も大好きだったけど、ズミルックスはズミルックスの写真しか撮れないんだなぁ。
絞ってシャープ!
絞ればどんなレンズでもシャープになるもので、CANON 35mm F1.5もシャープになります、ハイ。
50年代のレンズだと、絞ってもあまりシャープにならないやつがあります、例えばズミ・・・ry
実は案外なレアレンズ
これも私見ですが、カメラ好きはロードバイク好きよりもオタク傾向が強いような気がします。
なので、突き詰めていくとどんどん古いもの、レアなものに向かっていきます。
ロードバイクだと、さすがに100年前のカンパニョーロのコンポ(当時あったかは知りませんが)を搭載しようとは思わないかもしれません。
ところが、カメラ好きは100年前のライカA型とかをバカみたいにありがたがります。
※自転車好きはきっとパワメなどの最新技術のほうにいくのかな???
そこまでいかなくても、レアと聞くだけで金に糸目をつけません。
こういった中で、CANON 35mm F1.5は案外見つけるのが難しいレンズです。
今はどうでしょうかね? とりあえず僕が知ってる限りの数年前までは、探してもなかなか出てこない類のレンズでした。
それでいて、日本製レンズの悲哀でしょうか、なぜか安い(6~7万くらい?)。
もうこれは買うしかないでしょう!
レンズフードのほうがレア
ちなみに、レンズ本体よりもフードのほうがさらにレアだったりします。
なので、CANON 35mm F1.5のフードを見つけたときは本体がなくても買うべきです。
お値段はレンズとほぼ同じですw
レンズがないのにフードだけ買うなんて理解に苦しみますが、世の中、道理では動いていません。そのことをカメラが教えてくれるでしょう。
ロシア・東欧圏にもいいフィルムカメラがいっぱいある
ロシア・東欧圏のカメラ・レンズも素敵♪と、かの有名な田中チョートク先生が仰っています。
ぜひその深淵をのぞいてみたいものでございます^^
以上、ロシアからお越しの皆様へ、borikoより愛を込めてお送りしました(日本語ですみません)♪
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