ロードバイクはタイムや順位、距離/時間を追い求めれば求めるほど「苦痛」が伴うものでございます(;´Д`) しかし、その痛みを乗り越えなくてはベストは更新できません。という訳で、実走とローラーのパワー差に悩むワタクシにピッタリのGCN動画をご紹介。題して、「自分の限界=リミットを打ち破る方法」であります(; ・`д・´)
How To Think Yourself Faster | Psychology For Cyclists
週末恒例(!?)GCN動画から気になる話題を勝手にお届け(;´Д`) 今回の動画は「How To Think Yourself Faster | Psychology For Cyclists(『自分は速い』と思い込むコツ|自転車乗りの心理」)」であります。
苦痛を乗り越え、ベストをめざすためのヒント
「How To Think Yourself Faster | Psychology For Cyclists」が扱うのは、記録をめざす自転車乗りにつきまとう「苦痛」のお話。ロードバイクの「苦痛」をどうやっていなすか、乗り越えるかという話を取り上げています。
珍しく?GCN動画で爆笑してしまうシーンがあるなど、仕上がりも素晴らしい(*´ω`*) ではでは早速に中身を見てみましょー!
ロードバイクの「苦痛」はどこから来るのか?
まず気になるのは、速さやタイムを追い求めるに伴い高まる「苦痛」「ツラさ」の正体。この痛みはどこからやってくるのでしょうか??
運動のツラさは脳から
TTしたりレースに出ると心拍や呼吸が苦しくなったり、腿がパンパンになったりして、「キツい(;´Д`)」「ツラい(; ・`д・´)」「もうムリ_(:3 」∠ )_」となるもの。体に現れるこれらのサインはどこからやってくるのか!?
GCN動画がいろいろな論文を参照して言うには「運動の苦痛は脳から」というのが定説だそう。神経(CNS:中枢神経)を操作してみたところ、運動による苦痛は12%減少し、パフォーマンスが38%向上したとか(;´Д`) 念のため、GCN動画以外のソースを探してみたところ、具体的な数字こそ出てないものの、CNSがパワーアウトプットに影響を与えるという論文がありました。
We interpreted our findings as evidence that, during repeated sprints, the ‘drive’ to the motoneurons, and therefore power output, are adjusted by the CNS to prevent excessive peripheral fatigue and to protect the muscle against an abnormal homeostatic challenge and/or overexertion.
〔抄訳〕 スプリントの繰り返しによる「運動ニューロン」の働き=パワーのアウトプットはCNS(中枢神経系)によって調整されていると解釈できる。これは「末梢性疲労(脳以外の筋肉などに由来する疲労感覚)」が過剰になることを防ぎ、筋肉の恒常性が乱れたり筋肉が消耗し過ぎたりするのを防ぐためと思われる。
※「このテーマの論文を探そう」という先入観があるので、見つけた内容は最初からバイアスかかっております(;´Д`)。
ロードバイクの「苦痛」を乗り越えるヒント
という訳で、運動のツラさは「脳」、もっと言うと中枢神経系。これを何とかすれば、ある程度何とかなるということでしょうか。では、その「何とかする」方法をGCN動画に沿ってご紹介。
体の痛みは聞かない
「今日は脚が重くて」とか「かかりが悪い( )」とアマチュアはもちろん、プロの人も言ったりするそうですが、そんな体や脚のシグナルは聞かない、無視するのがいいとか。「脚よ、黙れ」とか「もっと強く踏むんだ」と言い聞かせるそうな(;´Д`)
何だか、「苦痛」を乗り越えるのって、初っ端からハードル高い感じがします(;´・ω・)
気を紛らわす
続いては「気を紛らわす」方法。ペダリングの回数を「1、2、3・・・」と黙々と数えたり、歌を歌ったり、人によって適した方法はいろいろあるとのこと。どんな気晴らしが「苦痛」を忘れるのに一番か、見つけてくださいよ~ということです、ハイ(;´・ω・)
ちなみに、ワタクシ的にはペダリング/呼吸の回数(リズム)を数えるとかはヤビツなどでやってる(やってた)かも。
悪態をつく
続いては「悪態をつく」。キール大学のリサーチによると、30秒のスプリントで「悪態をついた」ところ、なんと24ワットも向上したんだと(;゚Д゚) スプリント時に突然叫び出す人、確かにいますね。あの雄たけび、実は効果があることなんだそうな(;´Д`)
フィニッシュライン近くでみんな罵りながらスプリントするって、想像したらちょっと怖いなぁwww
ポジティブシンキング
次は「ポジティブシンキング」。運動によるツラさに引きずられてネガティブ思考になってしまうものですが、そこは考え方をガラッと180度変えて、ツラさを前向きに捉えるポジティブシンキングが必要だそう。う~ん・・・(言うは易く行うは難し)。
タスクを区切る
フィニッシュまでをひとまとまりのタスクと考えるのではなく、細かなセグメントに区切って一つひとつクリアしていくのも「苦痛」を紛らわす良い方法。これはまさに、富士ヒルで言うなら料金所~1合目までは●●分、2合目~大沢駐車場までは▲▲分というように区切って、その区間を頑張るという意識付けと同じであります。
また、そうしたひと区切りをクリアするごとに「ご褒美」をあげるといいみたい。ドリンクを飲むとか、ドリンクを飲むとか、ドリンクを飲むとか・・・(-_-;) とにかく、「体よ、よく頑張った」とほめてあげて、かつご褒美をあげると持久力が伸びるんですと。
応援の力を借りる
あとは、応援の力は偉大なり。ハルヒルや富士ヒルなどで応援されたら、なぜか不思議と「苦痛」や「ツラさ」を忘れて力が湧いてくるもの。また、応援してくれる人を想像しながら走ることで気が紛れるし、パワーも湧いてくるだろうと。
「苦痛」を乗り越え、自己ベストをめざそう
という訳で、ロードバイクの「苦痛」を乗り越えるヒントでありました・・・。当然ながら、メンタルの話ばかりですな(;´Д`)
自分にあった「ツラさ」の克服方法を見つけよう
自己ベストを追いかければ追いかけるほど、メンタル“が”試されるのを痛感する次第。ワタクシ、体のシグナルを積極的に聞いちゃう=傾聴しちゃう「自分に優しい」タイプwなので、追い込むためのメンタルづくりからやらないといけないわ(;´Д`)
自分に合った「苦痛」の紛らわし方って何かなぁ。。。ご褒美をあげる、かな・・・(-_-;) 「●分切ったらS-Works」とか「これができたらカメラのレンズ」とか、具体的かつ物理的なヤツ・・・(-_-;) もしくは「これやり切ったら絶対ネタになる(*`艸´)ウシシシ(やり切れなくてもネタになる)」とか??
取りあえず、今感じている「ツラさ」「限界」を乗り越えていくには、考え方を変えるメンタルの強さが必要、ということがよく分かりましたw 自分のひ弱なメンタルを試すべく、今週末は久々にターマック持ち出してヤビツかKOHでパワーを測ってみよう、そうしよう。うへぇ、TTは心の準備が必要だよぅ(;´Д`)
コメント
マボさん、ありがとうございます!
GCN動画、たまに(!?)パンチ力あるギャグ入っていて油断できないですねw
企画力もすごいし、面白いチャンネルでございます(*´ω`*)
素晴らしいですね。
思わず笑いながら読みいってしまいました!!
タダノブさん、ありがとうございます!
翌日以降も残る疲労(疲労感?)についてはどうなんでしょう、参照した論文には記載ないようです。
疲労ってとても奥が深いみたいで、調べるの楽しいですね^^
※ちなみに、論文の主旨について、僕の拙い理解力なので間違っている可能性が大ですが「CNSがどうやって末梢性疲労を監視しているか」その仕組みを探るというもので、具体的には「求心性感覚神経線維(有髄神経(グループIII)・無髄神経(グループIV)の反応が持久力やパフォーマンスを決める上で重要」ということ、かと(;´Д`)
ブログ記事に沿ったところだけ(誰か専門家に言ってほしかったところだけ)切り取っているようで、宜しくないかもしれません(;´Д`) 正しい引用の仕方がなっておらず、申し訳ございませぬ(;´Д`)
思わず論文をダウンロードしました.結論は根性論に近いですね!やはりど根性?けれども翌日に残るような疲労はどうなんでしょうか?