キャニオンをオーバーホールに出しましてな、久しぶりにターマック&インパワーで練習してるのです。ご存知のようにパワメは機材ごとに誤差が付き物でして、インパワーのほうがどうも高めに出るらしい。なもんで、実戦で使うことが多いキャニオンに合わせるべく、インパワーの出力を脳内変換することにしました。
異なるパワーメーターの数値を比較する
という訳でパイオニアとローターという2つの異なるパワメのデータを合わせるのです。どっちが正しいとか、そういう話ではありませんよ、念のため(*´ω`*)
パイオニアとローターの出力比は95.4%
幸いなことに、パイオニアでもローターでも基準となりうるデータ取りをやっておりまして、それをもとにザックリ計算しちゃうのです。
計算するのは固定ローラー台での60分最大パワー。ローターインパワーの60分走最大出力は261Wであります。一方、パイオニアペダリングモニターの60分走最大出力は249W。249を261で割りますと、その比率は0.954。
同じローラー台で60分全力で漕いだとき、ペダモニはインパワーのパワーの0.954倍ですか、そうですか(´・ω・`)
インパワーの出力をペダリングモニターに合わせる
パワメが機種ごと・メーカーごとに違う数値を出すのは、ワイではどうしようもないこと。とりあえず2つの異なるパワメでどれくらい差があるのか分かれば練習に支障はありますまい。
インパワーの出力×0.954を目安に
今後、実戦で多く使うのはキャニオン+ペダリングモニターでございますから、インパワーの出力をペダリングモニターに合わせたい。という訳で、先ほどのFTP比べで計算したインパワーとペダモニの出力比0.954をインパワーの出力にかけることにしますですよ。
ちなみに、インパワーでの20分最大出力は282Wだったそう(いつの数値だろう・・・)で、これをペダモニ換算しますと、え~と、282×0.954は269Wだと。
・・・う~ん、ペダリングモニターで20分260W以上出せる気しないんですが・・・(-_-;) もうひとつちなみに、この計算方法が正しいかどうかも分かりませぬ。ワタクシ、算数苦手ですのねん(;^_^A 計算違い等ありましたらご指摘いただけると嬉しいです。。。
インパワーで15分×3本のペース走にトライ
ほんとザックリ基準を割り出したところで、まずはペダモニ換算256W(体重比4倍)をめざしてインパワーでペース走をやってみることにしました。
272W~273W・15分・3本はできるらしい
ペダモニ換算256Wですと、インパワーでは269W出す必要があります。中途半端なので270Wを維持することを目標に、20分×2本できるか自信なかったので、15分×3本でトライ。
挑戦してみた結果、1本目はまぁ余裕で、2本目の8分以降からしんどくなりラストは心拍170に到達。3本目は軟弱なことにレストを1分延長して挑戦し、心拍170以上がずっと続くしんどさ(;´Д`)。
とは言いつつも、何とか目標のパワーを超えるパワーで3本完遂できましたな。273Wで換算すると、ペダモニでも15分260W維持できるかも!? 確か、現在のペダモニの20分最大が259Wなので、むむむ、なかなか近い数値でありますな。
ちなみに気になったのでシクロスフィア調べたら、今までのペダモニ15分最大は262Wでした(;^_^A
これからの課題
という訳で、出力に差があるインパワーとペダモニでもどっちかを基準にすれば問題なさそうなことは分かりましたぬ。次なる課題は・・・
時間を伸ばそう
まずは高い出力を維持できる時間を伸ばしていかなくては。今回もひょろって15分にしちゃったからね(;^_^A インパワーなら280W以上、ペダモニなら260Wを20分、30分、40分、60分と続けられるようにしましょう、そうしましょう。一体何カ月かかることやら(;´Д`) あと、ちゃんと実走して進捗も把握せねば・・・
以上、インパワーとペダモニの数値の違いからペダモニ基準でインパワーでの練習の目安を計算したお話でした。今日も今日とて天気悪いしお仕事あるし、なかなか実走できませんのぅ(;´Д`) あぁ、外走りたいなぁ。。。キャニオンに会いたい。。。
コメント
通りすがりマンさん、ありがとうございます!
ほぇ~とても勉強になります(;゚Д゚) 数字だけを取り出して比べることに意味がないことがとてもよく分かりました。
自転車業界はパワメの度量衡?を設定しないのでしょうかね?? 「Watt」か「Wakame」か分からないととても困っちゃいます(;´Д`)
個人的に「Wakame」と「猫」がツボでしたwので、ちょくちょく使わせていただきます!?(*´艸`*)
パワーメーターの「W」ってのは「Watt」なのか「Wakame」なのかも実は保障されないのですよw
体重計と一緒、ってのは、何かしらの基準に沿って自分の変化を把握できる、という意味に置いては正しく、それが相対値であっても矛盾は無いのですよ。
ただ、体重計は工業製品としての規格があるのでその範囲でどこの体重計であっても同じ荷重には同じ値となる事が期待できます。
ところが、パワーメーターにはそんな規格なんか存在しないので、メーカー違い、製品違いで5%とか平気で違うなんて事が当たり前にあるのです。私の従事してる業界では秤に関しては定期的に秤量精度の公的な検査があったりするのですが、それで5%もズレてたら検定通りませんw
パワーメーターは表示値が「何」であるのかは誰も保障するシステムが存在しないので、その表示値は「Wっぽい値に過ぎない」という事です。
ただ、であるとしてもそれはその値自体に十分な再現性があれば、それは相対値として自分の能力なりコンディションなりを把握する要素にはなり得ます。
早い話、体重計の単位が「kg」だろうと「lbs」だろうと「猫」だろうと体重の変化を追う事は出来ます。同じようにパワーメーターでもその単位が「パイオニアW」でも「ローターW」でも「パワータップG3W」でも、別に同じ単位系で値の変化を追う分には何の問題も無いわけですが、それぞれの数字をそのまま比較する事は基本的にやってはいけないわけです。borikoさんのケースだと、「パイオニアW」×1.05=「ローターW」という換算が必要って事ですね。
通りすがりマンさん、ありがとうございます!
>出力も「Wっぽい値」ではあってもSI単位系由来の「W」である事は誰も保証しない
ほえ~そういうものなのですか(;゚Д゚) 何だかワケワカメになってきました(;´Д`)
FJTさんかどこかのブログで「パワメは体重計と一緒」という(ような)説明があって、それがストンと腑に落ちたのでありますが・・・。
取りあえず実戦で使うことが多いであろうパイオニアを基準に、練習で使うインパワーはモリモリ高めの数値を目標に回していきたいと思います(`・ω・´)ゞ
元々パワーメーターの数値なんてのは同一機材での相対値でしか無いんですよ。
出力も「Wっぽい値」ではあってもSI単位系由来の「W」である事は誰も保証しないメーカーの「公称」に過ぎません。精度云々も期待して良いのはそれぞれが同一条件で再現性取れるかどうか程度で、値としてどっちが正しい、ってのはあんまり意味が無いです。
というわけで、脳内補正とか面倒なので数字合わせ的に、CA500のメニューで左右個別に補正してしまえばよろしいかと。左右とも+5%にしておけばパイオニアをローターの数字に合わせる事は可能です。
パイオニアとローターの表示値のズレが線形である保証も無いので一律5%で良いのか、ってのはありますけど、ま、実用領域でだいたい一致してればパワーメーターという物の運用実体的に問題は無いです。