栃木県のロードバイクひき逃げ事件に思う。自転車の安全は誰が守るのか?

ロードバイクの安全は誰が守るのか?

ロードバイクの安全は誰が守るのか?

ターマックが帰ってきてロードバイク通勤を満喫しつつ、膨らんだビール腹を引っ込めようともがいておりますが、自分にとって少々衝撃的な事件・事故のニュースを見ましたので、ロードバイクの身の守り方について考えてみました。

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ロードバイクの男性ひき逃げされ死亡 栃木・真岡市

6月14日(日)午後6時45分ごろ、栃木県真岡市でロードバイクに乗っている男性が後ろから来た車にはねられ、ひき逃げされる事件がありました。

ひき逃げ事件の概要

ひき逃げ事件は片側一車線の道路で夕暮れ時に起こりました。

14日、栃木県真岡市の県道で、自転車が後ろから来た車にはねられ、自転車に乗っていた58歳の男性が頭を強く打ち、搬送された病院で死亡しました。ぶつかった車はそのまま走り去り、警察はひき逃げの疑いで逃げた車の行方を捜査しています。

自転車の男性ひき逃げされ死亡 栃木・真岡

ロードバイクに乗っていた男性の安全装備は?

事件に巻き込まれたとき、ロードバイクの男性はヘルメットを被っていました。

ヘルメットをかぶり、片側1車線の直線道路を自転車で走っていたところ、車に衝突されたとみられています。現場には、衝突した車のものとみられるドアミラーなどの部品が落ちていたということから、警察はひき逃げ事件とみて捜査しています。

栃木・真岡市でひき逃げ、58歳男性死亡

ひき逃げ容疑で逮捕

追突した自動車の部品が落ちていたが手がかりとなったのでしょうか、6月16日になってようやくひき逃げ容疑の人が逮捕されました。

真岡署は15日、ひき逃げと自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで・・・(中略)・・・逮捕した。逮捕容疑は14日午後6時45分ごろ、真岡市亀山の県道で普通貨物自動車を運転、自転車の同所、トラック運転手男性(58)と衝突し、前頭部外傷などにより死亡させ、そのまま逃走した疑い。

ひき逃げ容疑などで女逮捕 真岡署

続報が出なかったのでとても気になっていましたが、事件の解決につながりそうな動きになってきました。同じロードバイク乗りとして、亡くなられた方のご冥福を心からお祈りいたします。。。


ロードバイクの危険度を下げるには

ロードバイクは生身がむき出しになる乗り物ですから、どんな風に乗ったって危険なもの。特に真岡市の事件のように、後ろから(ロードバイク乗りにとって)前触れもなく突っ込まれたら、本当に何もすることができません。

できることと言えば、薄暮でも自分を目立たせることと、後方確認の機会を増やして、安全マージンを広げることくらい。良識ある運転ならまだしも、ひき逃げのような極悪なものに対しては非常に心もとない・・・。

自転車用エアバッグはどうなった?

自転車用エアバッグHOVDING

自転車用エアバッグHOVDING

ちょっと前、ネットの記事で自転車用エアバッグが販売されているのを見た記憶があるのですが、あれはどこで売ってるんでしょうね??

自転車用エアバッグHOVDINGは一応?販売中

自転車用エアバッグはスウェーデンで開発され、日本のライトウェイプロダクツジャパンで販売されていました。エアバッグという性格上、一度作動すると再利用できません。お値段は約6万円・・・。背に腹は代えられないとは言え、なかなか・・・。

後方確認用ミラーで後続車を回避

後方確認用のミラー。左は腕に巻き付けるタイプ。

後方確認用のミラー。左は腕に巻き付けるタイプ。

後続車の状況をしっかり確認できれば安全マージンを確保しやすいかもしれません。

自転車のミラー装着は義務ではない

自転車(ロードバイク含む)の構造及び装置を定めた道路車両運送法第45条によれば、

軽車両は、次に掲げる事項について、国土交通省令で定める保安上の技術基準に適合するものでなければ、運行の用に供してはならない。
一 長さ、幅及び高さ
二 接地部及び接地圧
三 制動装置
四 車体
五 警音器

道路運送車両法

ちなみに、「国土交通省令で定める保安上の技術基準」において自転車の技術基準は68条~73条に規定されています。警音器って必須なのね・・・カウベルでもいいのか?

道路運送車両の保安基準

ミラーは視認しやすいが距離がつかみにくい

さて、後方確認用のミラーですが、視認するのに確かに便利。特に2m~∞の後方にいる車をよく見ることができます。

ただ、ミラーの品質に問題があるのか、ロードバイクの振動のせいか、距離感がとてもつかみづらい。ミラーがあるからと言って目視を怠ったら、実はすぐ近くを後続車が走っていたりして、大変なことになってしまうので要注意。


結局、自分の身は自分で守るしかない

至極当然のことですが、やはり自分の身は自分で守るのが大原則。法律も自転車のことを守ろうとしているのか何なのかよく分からない感じ(笑)なので、法律・ルールを順守しながら、できる限り安全マージンの広い運転を心掛けなきゃいかんねぇ。

と、デゲンコルプさんのアシストを務めるオレ君は思ったのでした。エースを無事ゴールまで運ぶのが仕事だからな。


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この記事を書いた人

ロードバイク & マウンテンバイク ブロガー

海外の最新ロードバイク&マウンテンバイク情報や、関東地方を中心に日本全国、ときたま海外をサイクリングして自転車旅ならではのグルメや景色、楽しみ方を発信中。

JBCF(実業団自転車競技)やツールドおきなわ、ほか自転車イベントにも積極的に参加中! レース・イベントに体当たり取材しています。

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コメント

  1. boriko より:

    Qさん、三度ありがとうございます!

    ひぃ~トドメって(;゚Д゚) 道路はまさに戦場ですね:(;゙゚”ω゚”):
    気を付ける以上に気を付けて安全運転(車も自転車も)していきたいと思います。。。
    自転車用ドラレコも必須ですなぁ。。。

  2. Q より:

    自動車のドライバーを信用してはいけません。(軽、小型、大型、ダンプトラック、建機、男女問わず)
    会社の交通安全講習、免許センターでの更新とかでも煙草盆の周りで「中途半端に引いて機能障害で生きててもらうくらいなら、確りトドメ刺したほうが良い」なんて言ってるのが多いですから。(大型とか職業ドライバーに多いですね)

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