ロードバイクで走行中、車やバイク、別の自転車などに追い抜きされてヒヤリ・ハットすること数知れず。首や体を動かさずに後ろをスムーズに確認できたらなぁ・・・。という訳で、以前ちょこっと登場した2種類の自転車用ミラーを試してみました。それら2つのミラーのメリットとデメリットやいかに・・・。
腕につけるミラー「REARVIZ」とは?
まずはREARVIZのご紹介。従来のハンドルにつけるミラーとは一線を画す、非常にユニークな形状と使い勝手が特徴のミラーです。
オーストラリアの特許出願中ミラー
REARVIZを開発・製造したのは、オーストラリアのベンチャー企業。社名は製品名と同じでREARVIZ・・・でいいんですかね。最近はミラーだけじゃなく、GoProなどのアクションカメラを装着できるアタッチメントも発売しています。余計なお世話ですが、HPが一部リンク切れを起こしてますね・・・。
特徴は腕に取り付ける「アームマウント」
REARVIZの特徴は何と言っても、腕時計のように腕に巻き付けて固定できること。全天候型、折り畳み式ミラーで、体につけているため、道路の振動を拾わず鏡面が揺れたり歪んだりしないのだそうです。また、自転車乗りの安全性を第一にしながらもファッション性も大切にしてるんだとか。なので、アクセサリー用意したぞ!だそうです^^;
Whilst safety is the main focus of our business, we also like to make sure you stay on trend, so we have made a unique safety item… an item of fashion! We even have interchangeable accessories to allow you to match your style.
ハンドル取付型ミラーの特徴
続いて、ハンドルに取り付けるタイプのミラー。なんて言うブランドだったかな・・・。多分ZEFAL(ゼファール)というメーカーのものだったと思います・・・(覚えてない)
ZEFALミラーの特徴
ハンドルに取り付けるので、腕につける煩わしさがありません。非常に軽くてハンドリングの妨げにならず、走行中でもミラー角度を調整できる柔軟性があります。
REARVIZとハンドル取付型ミラーの比較
それでは、REARVIZとハンドル取付型ミラー(便宜上、ZEFALと呼びます)の使い勝手を比べてみましょう!
視界のクリアさはREARVIZの圧勝!
画像を見てもお分かりのとおり、REARVIZはクリアで良好な後方ビューを得ることができます。一方、ZEFALはミラー面が小さく歪みが大きいため、後方を認識するのに少々手間取ります。ただ、どちらも「何か」が後方にいる、または後方から接近中であることを知るのは必要十分な情報を提供してくれます。
夜間はどちらもできれば使用を避けたい
画像がなくて恐縮ですが、夜間は後方のライトが反射するため、眩惑しがちになります。また、自転車用ミラー全般の特徴でしょうか、距離感がまったくつかませません。これはREARVIZもZEFALも同じで、使うには角度の調整など気をつける必要があるかもしれません。
装着の手間(ミラーの位置合わせ)はZEFALが圧勝!
ミラーの位置の合わせやすさはZEFALのほうが簡単です。ハンドルに取り付けて乗車位置からちょっと調整するだけ。一方、REARVIZも腕に巻き付けて乗車姿勢を取り、そこからミラーを合わせるまではZEFALの手間とほぼ同じですが、難しいのはミラーの角度合わせ。まずミラーが固い! ちょっとやそっとじゃ動きません。また、手や体を伸ばして位置合わせすると、実際の乗車姿勢ではなくなるので、走行中、後方がまったく見えなくなりがちです。REARVIZを装着するのはかなりコツがいりますねぇ。。
走行時の使い勝手は・・・
REARVIZ、ZEFALとも後方確認では十分優秀でミラーとして申し分ありません。一方、走行はなかなか気をつかいました。
REARVIZはサイズがネック。姿勢の変化にも弱い
REARVIZはやはり大きいです。軽いと言っても、心拍を上げて走ると煩わしさが指数関数的に増加します。また、下ハン持ったり、ハンドルの上を持ったりすると、途端に後方が見えなくなります。乗車姿勢が固定されがちになるので、少々肩が凝りました。
ZEFALは下ハンでジャマになる
一方、ZEFALは姿勢を変えてもある程度後方視界を確保できるのですが、下ハンを持つとミラーに当たるw つける位置にもよるでしょうが、これは中々・・・ジャ・・・ry
自転車の後方確認にミラーは必要か?
自転車のミラーを2種類試して思いましたが、ミラーってあると確かに便利です。なんですけど、実は今、どちらも使っていません(汗 体の自由が損なわれるのがイヤなのと、ミラーをつけても目視は当然必要ですし、ミラーが小さくてそもそも後ろの様子がよく分からないという、身も蓋もない結論なのでした(滝汗
自分の感覚的に、これらミラーが有効なのは後方2~10mくらいかなぁ。。。それだけ見えれば十分だと言えますし、それくらいなら目視と音と、あらかじめ道の端を走るなどの安全マージンの確保に注力したほうがいいかなぁと言えなくもない・・・。ミラーは装備しておいたほうが良いというのは、もちろん賛成なんですが、実際使ってみると正直悩ましいところでございましたのです。
ミラー自体は1,000~3,000円くらいと、自転車パーツの中では安価なほうです。ぜひ一度、試しに使ってみることをお勧めいたしますですよ。
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