日本酒と地ビールの歴史に触れる多摩川サイクリングロード。多摩自慢の石川酒造に行ってみよう!

東京の酒蔵・石川酒造で酒の歴史に触れる
東京の酒蔵・石川酒造で酒の歴史に触れる

猫が守り神の神社が東京にあることに驚きつつ、もう1つ驚いたことがありました。へぇ~、東京って結構酒蔵がいっぱいあるのね(@_@;)! 澤乃井くらいしか知りませんでした。という訳で、多摩サイ近くの酒蔵・石川酒造(多摩自慢)を見学してみることにしました。

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東京の酒蔵・多摩自慢に行ってみよう

簡単にアクセスできて、僕らが好きな観光スポットをサーチしてみたところ、おぉ、東京ワンダーランド(゚∀゚)! 酒蔵だってよ、デゲメンさん!

東京には隠れ酒蔵がいっぱい

東京の酒蔵一覧(東京都酒造組合より)
東京の酒蔵一覧(東京都酒造組合より)

こちら、東京都酒造組合の画像を拝借したもの。なんとビックリ、東京には10軒も酒蔵があるんですね(@_@;)!

僕は日本酒まったく飲めず、澤乃井くらいしか知りませんでした(;^_^A

東京の酒蔵・多摩自慢に行ってみよう

こんな身近なところに人生の潤いがあるとは知らなんだ。ということで、早速、近場の酒蔵に試しに行ってみることにしました。

多摩自慢の石川酒造は多摩サイ近く

多摩自慢の石川酒造に行ってみた
多摩自慢の石川酒造に行ってみた

選んだのは多摩自慢をつくる石川酒造。以前、多摩川サイクリングロードのう回路を探してウロウロしていたときに偶然見つけて、入ってみたいと思っていたのです。

有形文化財の建物が建ち並ぶ石川酒造
有形文化財の建物が建ち並ぶ石川酒造

石川酒造は文久3 年(1863)に始まったそうで、140年の歴史を持つ古い酒蔵。敷地はとても広く、建物はどれも写真映えするものばかり。なんと、6棟の建物は国の登録有形文化財に指定されているんだそうな(@_@;)

石川酒造で日本のビールの歴史に触れる

東京にこんな立派(失礼!)な酒蔵があることにも驚きましたが、それだけではありません! なんと、みんな大好き、僕も大好きなビール!! 石川酒造は結構な先駆け醸造所なんですよ(@_@;)!

石川酒造は100年以上前にビールづくりに着手

石川酒造は実はビールの先駆け
石川酒造は実はビールの先駆け

さらに驚いたのが、石川酒造の地ビール! 「お、今流行りのクラフトビールだな、乗るしかないもの、このビッグウェーブに(´_ゝ`)」と斜に構えるなんて、恐れ多い、頭が高い(# ゚Д゚)!

なんとビックリ、石川酒造がビール造りに着手したのは1887年(明治20年)! 日本のビールの始まりは1869年(明治2年)で、1872年(明治5年)には日本人によるブルワリーが誕生。

その後、1877年(明治10年)にサッポロビール、1888年(明治20年)にキリンビール、1890年(明治23年)にヱビスビール、1892年(明治25年)にアサヒビールが誕生しておりまして、石川酒造はキリンビールと同じ年にビール醸造に着手しているのであります。

マジかよ、凄いな、石川酒造。まさに多摩の誇り、多摩自慢。ビール造りの超老舗じゃん(;゚д゚)ゴクリ…

地ビールの先駆けとして

多摩の恵で1998年にビール造りを再開
多摩の恵で1998年にビール造りを再開

でも、その後、ちょっと気になる記述が・・・。曰く、「瓶が破裂し易いなどの理由で、明治23年に製造装置は売却」

あれ?? ビール醸造、3年で断念しちゃったのかな(・_・;) それでも先駆者であることに変わりはありません(ビール造りは1998年に再開)

現在、店頭およびオンラインで明治復刻地ビールが購入できるそう。自宅で文明開化を味わうのもオツかもしれません(*´ω`)

石川酒造(多摩自慢)のHP

石川酒造HP

クラフトビールの隆盛は1994年の酒税法改正から

ところで、今はクラフトビール・地ビールが絶賛大流行(ホントだよ!) 各地の地ビールを飲むのが、僕の輪行の楽しみであります。でも、いつから、いつのまにこんなにクラフトビールが出回るようになったんだろう!?

調べてみたら、ルーツは1994年の酒税法改正に行き着くらしい。製造量が制限されていた(年間2,000キロリットル以上)のが、1994年の法律改正で大幅に緩和されたのだそう。今では、全国地ビール醸造者協議会という業界団体もできて、クラフトビールを盛り上げているんだって!

1994年4月に行われた酒税法改正で、ビールの年間最低製造数量がそれまでの2000キロリットル(大びん換算で約316万本)から60キロリットル(同 約9万5千本)に大きく引き下げられました。それまで、日本のビール製造は酒税法という法律で、相当な量(年間2000キロリットル以上)を生産・販売することができる大手メーカーにしか事実上認められていませんでしたが、この法改正により、小規模な事業者もビールを製造することが可能になったわけです。この規制緩和により、全国各地に少量生産の、いわゆる「地ビール」が続々と誕生しました。この酒税法改正後に誕生し、個性あふれるビールを少量生産するメーカーのビールを「クラフトビール」(地ビール)と言います。

「クラフトビール」(地ビール)とは
今度は明治復刻地ビールを買おう
今度は明治復刻地ビールを買おう

へ~、すっごい勉強になった。ビールの歴史、面白い(゚∀゚)! 今回は石川酒造で日本酒しか買わなかったので、今度行ったら明治復刻地ビール買って帰ろう、そうしよう(*´ω`)

以上、東京の酒蔵・石川酒造に自転車で行ってみたら、思いがけず日本の地ビールの歴史を学べた! なお話でした。そう言えば、地ビールの醸造所ってどれくらいあるんだろう?? きた産業株式会社の全国醸造所リストによると473カ所とありますな。むむむ、いろいろ試してみたいぞ(゚∀゚)!

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