サイクリングの醍醐味と言えば、見知らぬ街を発見し、探検すること! だがしかし、見知らぬ街は、やっぱり見知らぬ街・・・どこに何があるかサッパリ分からないでござる(-_-;)
そんなとき、実はめちゃくちゃ役に立ち、しかも地味に面白いのが「スタンプラリー」! 自治体や観光協会などが主催することが多く、だいたい街の歴史や食・見どころが網羅されています。
という訳で、今回もスタンプラリーで新しい街を発見&探検してきました! 場所は埼玉県深谷市! おおぅ、深谷ネギ・スタンプラリー、深谷も美味いものいっぱいだな(゚∀゚)!
深谷ネギ・デジタルスタンプラリーに参加してみよう
「週末どこ行こうか」と思い悩んでいたデゲメン氏。ふと流し読みしていたツイッターのタイムラインに飛び込んできたのが深谷ネギ・デジタルスタンプラリーでありました。
深谷ネギ・デジタルスタンプラリーってなんぞや!?
深谷ネギ・デジタルスタンプラリー、調べてみたところ、2021年11月23日~2022年2月28日までの期間に行われている「スタンプラリー」だそう。アプリのダウンロードは不要で、事前登録した後、チェックポイントでQRコードを読み込むことでスタンプをゲットする方式です。
①指定のレストランで食事、②深谷ネギを買えるお店でお買い物、③イベント参加、④観光スポットの4カテゴリーから3つスタンプを獲得すればクリア。①~③のいずれか1箇所でスタンプをゲットすると特典ももらえるんだそうな。
深谷なんて、深谷ネギしかガチのマジで知りません(;^_^A とは言いつつ、ワタクシ、大のネギ好きでありまして、「これは深谷ネギ食べ放題なのでは!?」と欲が出てきて参加することにしました。
深谷ネギ・デジタルスタンプラリーHP
スタンプラリーはロードバイクと相性が良い
ちなみに、ワタクシたち、実は各地のスタンプラリーに何度か参加したことがありまして、参加する度に「スタンプラリーはロードバイク(自転車)と相性が良いイベント」と感じておりました。
ロードバイクはやっぱり機動力が優秀。一方、スタンプラリー主催者としてはできるだけ多く開催地を隅々まで見てほしいはず。広いエリアをスピーディーに動けるロードバイクにピッタリなのです。
ちなみに、過去に参加したことがあるスタンプラリーは以下のとおり。大々的なものから、ごく小さいものまで選り取り見取りでありますが、どれも満足感いっぱい。スタンプラリーを通じて、グーグルだけでは知り得ない街の魅力に触れるって、想像以上に楽しいでありますよ(*´ω`)
これまでに参加したスタンプラリー
- 2016年:LAUMIスタンプラリーで三浦半島をグルっと1周サイクリングしてきた!
- 2018年:豪脚から初心者まで楽しめる! ぐるぐるかんなみサイクルラリーに挑戦してみた!
- 2020年:埼玉県が羨ましいw 美し過ぎる花手水と美味すぎる行田の美味
深谷ネギ・デジタルスタンプラリーで深谷を探検してみよう
ではでは早速に深谷へGO! ルートは冬の定番・荒川サイクリングロードです。
行くぜ深谷市、荒サイロード
深谷ってどこにあるのかな!? と思ったら、おおぅ、熊谷の隣か。結構距離ありますな(・_・;)
この日は冬の荒川峠も比較的マイルドな低斜度(*´ω`) ひたすら熊谷までL2~L3のノンストップ・ペース走でまいります。
スタンプ①は「たくとみ」
荒サイを遡上すること80km。思いのほか遠いでやんす深谷市w 着いたころにはお腹ペコペコではありませんか。
最初の目的地は「たくとみ」
という訳で、深谷市に着いた早々ランチをとることに。スタンプ対象店の「たくとみ」をチョイスしましたぞ。その理由はもちろん・・・
深谷ネギの丸揚げ食べたいんじゃ(゚∀゚)!
たくとみ名物(!?)深谷ネギの丸揚げ!! 丸ごとのネギ1本に豚肉を巻いて衣をまぶして丸揚げにしたこの逸品、なんともインスタ映え・・・はしないかもwww
とはいっても、ネギ1本丸ごとはインパクト十分! おおぅ、これが見たくて「たくとみ」に来たのじゃ(゚∀゚)!
たくとみ、めっちゃ美味しいんですが(・_・;)
ネギの1本揚げだけで終わってしまってはもったいない。せっかくなので、たくとみでランチです。ワタクシはロースかつ定食、デゲメン氏はポークソテー定食を注文したところ・・・
えぇぇ、こんな分厚いのに箸で切れるほど柔らかとはコレ如何に(◎_◎;)!?
ランチはおろか、とんかつ自体食べるのン年ぶりのワタクシですが、はて、とんかつってこんなにアッサリ(!?)美味しかったっけ!? ネギばかりに気を取られていたらトンデモナカッタ、たくとみのとんかつ、メチャウマではありませんか。
ちなみに、たくとみの看板にもなっている「館ヶ森高原豚」、実は岩手県の豚肉だそう。「へぇ~埼玉に館ヶ森高原という場所があるとは知らなんだ、秩父のほうかな!?」と思った僕をお許しください(;´Д`)
スタンプ②は「深谷駅」
たくとみで想定の遥か上を行くゴージャスなランチを堪能したら、次なるスタンプをゲットしに行くです。目的地は深谷駅!
埼玉の東京駅・深谷駅
「たくとみ」から走ること12km。結構遠いぞ、深谷駅w 深谷市の広さに驚きつつ、深谷駅に到着した我々はさらに驚いた。あれあれ、東京駅そっくりの駅舎ではありませんか(◎_◎;)!?
どこぞの「東京茨城国際空港」のような“分かりやすさ”をめざしてしまったのか!? と思ったら、トンデモアリマセン。深谷駅が東京駅っぽい理由がちゃんとあった(゚Д゚;) 曰く、
深谷駅が東京駅に似ている理由、それは、大正時代に竣工した東京駅・丸の内口駅舎の建築時、深谷にある日本煉瓦製造で製造された煉瓦が、70キロ以上離れた東京駅まで鉄道輸送されて使われたという史実に因んでいます。 つまり東京駅のレンガは深谷市のレンガだったわけです。
深谷駅が東京駅に似ている理由
へぇ、マジかよ、東京駅は深谷産でしたか、これは知らなかったわい。ちなみに、東京駅のレンガをつくった「日本煉瓦製造」の設立に関わったのが今度1万円札になる“渋沢栄一”だそう。
もう1つちなみに、渋沢栄一の出身がなんと実は深谷市だって(◎_◎;) うわぁ、これは深谷市、2年後の2024年は1万円札フィーバー起きちゃうぞw
さらにもう1つついでに付け足すと、東京駅ソックリの深谷駅、実はレンガ造りじゃないんだって(◎_◎;) コンクリートにレンガ風のタイルを貼っているだけだそうな。
「なに~www 東京駅の外観にこだわるのだったら、耐震性とか建設費用とかいろいろ問題はおありでしょうが、一部でも深谷レンガ使ってくださいよ~www」と思ってしまった僕をお許しください(;´Д`)
実は酒蔵が多い深谷市
さて、ここで閑話休題。デゲメン氏の事前調査によると、実は深谷市、酒蔵が多いんだそうな。市内に・・・3ヵ所? 4ヵ所?? あるんだって! 行かねば(使命感)
深谷の酒蔵巡り① 藤橋藤三郎商店
1つ目の酒蔵は深谷駅から目と鼻の先にある「藤橋藤三郎商店」。東白菊が代表銘柄だそうで、深谷レンガで造られた煙突、蔵、井戸も残っている、まさに“THE 深谷”な感じ。
もちろんお土産もゲットです。
ちなみに、藤橋藤三郎商店は店舗だけで醸造所は別のところにあるっぽ。どこにあるのか聞くの忘れたわい(;^_^A
深谷の酒蔵巡り② 瀧澤酒造
続いての酒造は「藤橋藤三郎商店」と同じ道沿いにある滝澤酒造。菊泉が代表銘柄だそうですが、むむむ、お店はお休みΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
道の駅とかで買って帰ることにいたしましょう。
滝澤酒造も建物がクラシックで美しい。深谷の目抜き通りは昔の宿場町の雰囲気そのままで素敵であります。
深谷の酒蔵巡り③ 七ツ梅酒蔵跡
「藤橋藤三郎商店」と「滝澤酒造」の間には、七ツ梅酒蔵跡という旧酒蔵もあります。今は酒蔵ではないそうですが、敷地内にはカフェがあったり、写真映えする建物がたくさん残っていたりして、ここも見どころ。
スタンプラリーのスタンプポイントでもあります。
深谷市にはもう1つ、丸山酒造という酒蔵もあるのですが、今回は訪問せず・・・。ちと遠かったの(;^_^A
最後のスタンプは「道の駅おかべ」
深谷の日本酒もゲットしたし、さぁ帰・・・るにはまだ早い! 深谷と言えばネギ! 買って帰らないワケがありません!
道の駅おかべがエンターテイメント
深谷駅から約5kmほど北西方面に進みますと「道の駅おかべ」があります。入ってみると、何やら凄い人だかり! 「なんだろう!?」と思ってのぞいてみたら・・・
ネギが、深谷のネギが・・・丸焼き(゚∀゚)!
道の駅の入り口で凄まじい、深谷ならではのエンターテイメントが繰り広げられているではありませんかw
“ネギフライ”は反則
「これはもうネギ丸焼き、買っちゃう、食べちゃう!」と身悶えしていたところ、ふと横に目をやってしまった。あぁ、いけない、飛び込んできたのは「ネギフライ」なる文字(;´Д`)
深谷ネギがフライになったの??
なんて罪深い食べ物なんだ(;´Д`) これは贖わなくていけません、我ら人類が背負った罪、原罪を。ネギフライこそ贖罪。ネギと和解せよ(;´Д`)
お土産はもちろん深谷ネギ
道の駅おかべでは、もちろん地元・深谷のネギが絶賛販売中! しかも安い、驚くほど安い(◎_◎;) 丸太のように太いネギが一束300円以下とか!!
そりゃぁもう背負って帰りますわ、1袋? いやいや全然たりない、もう1袋。う~ん、せっかくなのでもう1袋でどうだ(゚∀゚)!
結局、でっかい深谷ネギを3袋、ついでに先ほど買えなかった滝澤酒造の日本酒と、行くことができなかった丸山酒造の日本酒もゲット。
深谷で豪遊してるわ、我々w
深谷名物を楽しんで輪行で帰ります
ホントはネギ担いで秩父から輪行しようと思っていたのだけど、思いのほか深谷ネギが重量級だったw なので仕方なく深谷駅から輪行して帰ることにしました。
深谷駅で渋沢栄一と遭遇
深谷駅の入り口に小さな時計台がありまして、その近くで自転車をバラシていると、時計台に人が集まっています。「何事か!?」と、僕も近づいてみますと、おぉ、ダレだこのオッサンはw
いえいえ、オッサンではありません。頭が高い! この人こそ、深谷が誇る、かの有名な1万円札・渋沢栄一ではありませんか!
両脇に女子の人形を抱えているのは何か理由があるのか!? 「渋沢栄一には妾がいたそうだから、それを表現したのか!?」と、ゲスの勘繰りをしてしまった僕をどうかお許しください(;´Д`) 性根まで腐ったヤロウなんです、borikoってヤツは・・・。
深谷の地酒と(全国の)クラフトビールで乾杯
深谷駅からは湘南新宿ラインで池袋までひとっ飛び。デゲメン氏は深谷でゲットした日本酒で、ワタクシは深谷駅のNew Daysで売ってたクラフトビールで、深谷スタンプラリーを締めくくり(*´ω`)
スタンプちゃんと3つゲットしまして、抽選にも応募しました。何か当たるといいなぁ(*´ω`)
以上、知らない街を知るのに最適! 深谷スタンプラリーで深谷市のことを深く知ってしまった! なお話でした。2月末まで実施中だそうですから、ぜひ機会があったら挑戦してみてくださいませ~(*´ω`)
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