JBCFおんたけヒルクライムの後日譚はまだまだ続きます! 王滝村の最寄り駅と言えば、木曽福島。木曽福島と言えば・・・おおぅ、中山道の宿場町ではござらんか(゚∀゚)! コロナ禍の2021年、かの有名なスーツさんが電アシ自転車で中山道を往来しまして、僕達エライ感銘と触発を受けたのです。
よし、この機会に僕らもロードバイクで木曽路の宿場町をたどってみよう! という訳で、おんたけヒルクライムが終わった後、木曽福島から塩尻まで、中山道の宿場町を遡上してみました!
11もある木曽路の宿場町!
まずはどこからどこまでが中山道の木曽路で、そこにはいくつ宿場町があるかのおさらいから。国交省の資料をもとに諸々追加書き込みしております。
木曽福島から塩尻まで木曽路の宿場町をたどります
まず、木曽路についての説明ですが、木曽路は贄川から馬籠までの11宿の区間。急峻な山の谷間を縫うように走る国道19号線に沿って南北へ続いています。
んで、JBCFおんたけヒルクライムの舞台である王滝村の至近は木曽福島の「福島宿」。ここを拠点に、北へ行こうか南へ行こうか少々悩みつつ、僕の独断と偏見と願望(後述)で北の塩尻を目指すことにしました。
なので、たどる宿場町は①福島宿、②宮ノ越宿、③藪原宿、④奈良井宿、⑤贄川宿の順番です。
福島宿がいきなり圧巻(◎_◎;)
ではでは早速にスタートしましょう、中山道の宿場町をたどるロードバイク旅(゚∀゚)! スタート地点の福島宿が初っ端から凄かったw
木曽の中心・福島宿に圧倒されました
国道19号線は、ワタクシ自身、車やバイクで何度も何度も往復したことがある懐かしい道。しかし、そのとき宿場町に立ち寄るとかは一切やってきませんでした。なので、今回が人生初の福島宿であります。
んで、この福島宿がのっけから凄かった(◎_◎;) 木曽福島駅をちょっと下ったところから始まる宿場町が・・・うんんは~凄い、絵葉書みたいに、絵に描いたような宿場町!!
1本路地に入ると、ご覧の光景が広がっていたりして、うわぁうわぁ、カメラ、もっと良いカメラもってくればよかった/(^o^)\
木曽福島の銘菓が口の中で溶けていった
木曽福島は木曽路随一の大きな町でありまして、グルメもそれはそれは盛りだくさん! まず訪れたのが、木曽路全般で名物として有名な「そば饅頭」のお店「御菓子司 田ぐち」! 名物のそば饅頭と、「田ぐち」の銘菓「御嶽もなか」をいただきます!
おんたけヒルクライム後でクタクタ・腹ペコのワタクシ、不覚にも味わう前に食べ切ってしまった(;^_^A うん、それだけ美味しいということでw
木曽路と言えばそば! くるまや本店
饅頭にもなるくらいだから、木曽路はよっぽどそばが取れまくっているに違いない!? いやいや、もともと木曽路はそばで有名です。という訳で、木曽福島に来たら絶対食べるべきと食べログさんが勧めてくる「くるまや本店」にインします、イン!
僕達が訪れたのは、レース前日の午前10時20分とか30分とか、それくらい。11時開店でありまして、その時点ですでに3組が順番待ちしています。
僕らもウェイティングリストに名前を書いて、順番待ち。幸いにも一巡目で入ることができまして、早速に木曽のそばをいただきますと!!
おぉ、これは凄い、なんてしっかりした歯ごたえのそばなんでしょう(◎_◎;) しかも、ごく普通のオーソドックスなざるそばと山掛けそばなのに、ボリューム感が半端ない。そばって普通、食べた瞬間からお腹が空く、腹持ちの良くないイメージでしたが、くるまや本店のそばは、晩ご飯まで何もいらないくらいに満腹になりました。
木曽義仲の挙兵地・宮ノ越宿は控え目です
宿場町は基本的に4kmごとに設置されておりますで、ロードバイクなら4kmなんて一瞬も一瞬、ひと漕ぎの距離です。という訳で、福島宿の次の宿場町・宮ノ越宿へ向かいます。
宮ノ越宿は閑静な佇まい
福島宿と比べると、宮ノ越宿はとてもとても小さく、お店なども何もありません。調べたところ、木曽義仲が挙兵した場所なんだそうな。
そう言えば、「義仲館」という資料館がありましたな、素通りしちゃったけど(-_-;)
藪原宿と言えば鳥居峠
宮ノ越宿の次は中山道屈指の難所として有名な鳥居峠のお膝元・藪原宿です。ロードバイクなら一瞬も一瞬(略
賑わいを感じさせる藪原宿
藪原宿に入ると、おおぅ、D51が展示されおりますぞ(◎_◎;) 「お六櫛(おろくぐし)」の生産地としても栄えたそうで、今でも櫛屋さんが何店舗か立ち並んでいます。
鳥居峠は今でも難所(;´Д`)
江戸時代も難所として有名だった藪原宿の鳥居峠でありますが、その難所っぷりは現在でも変わりません。まずロードバイクで鳥居峠を越えることができません(グラベルバイクかMTBなら行ける)ので、迂回(?)しないといけない。
その迂回路が国道19号線のコレ1本。そこに立ちはだかるのが魔の鳥居トンネルです。2kmほどのトンネルは狭く、暗く、しかも超大型車がビュンビュン物凄いスピードで走っていて、路肩を走るのは危険以外の何物でもありません。
歩道があるので、そこを押して歩くことになりますが、その歩道も狭いし暗いし、鳥居トンネルは「ロードバイクで通ってはいけないトンネル」トップ10に加えたほうがいいかもしれない。
もうナニ鳥居峠、難所過ぎ(;´Д`)
奈良井宿、すげーwww
雑なコーナータイトルになってしまいましたが、それくらい次の奈良井宿は「凄い」のひと言しか出てきませんでした。という訳で、藪原宿の次は奈良井宿です。
1kmの町並みが見事な日本最長の宿場町!
奈良井宿観光協会によると、奈良井宿は「奈良井川沿いを緩やかに下りつつ約1kmにわたって町並みを形成する、日本最長の宿場」なんだって(◎_◎;)! その規模たるや、福島宿が霞んでしまうほど!!
福島宿にも外国人観光客がたくさんいたけど、奈良井宿の比ではないわぃ。ここは欧米の人、絶対好きだと思うわぁ(*´ω`*)
木曽路最後の宿場町・贄川宿
奈良井宿を後にして、国道19号線でトラックに文字通り轢き殺されそうになりつつ、木曽路最後の宿場町・贄川宿に到着。
贄川宿ではお祭りが行われていました
贄川宿には関所があった(写真撮り忘れた)りして、結構重要な関門だったそう。僕らが訪れたときはちょうど町のお祭りが開催されておりまして、皆さん赤ら顔で神輿の準備をしておりました(*´ω`*)
今までの宿場町と比べると、宿場町・・・という感じはあまり残っていないかもしれません。
番外編・そば切りで有名な本山宿
贄川宿にて木曽路はオシマイ! ここから北は「信濃路」というそうであります。んで、ちょっとだけ番外編。信濃路の入り口・本山宿に立ち寄ります。なぜなら・・・
そば切り発祥の本山宿
なんと、本山宿はそば切り発祥の地なんだって! そば切りって・・・なんだべ(・_・;)?
という訳で、そば切りの正体を調べるべく、信濃路の本山宿へも立ち寄ってみることにしました。「●●発祥」という言葉は、とても魅力的なのです(´_ゝ`)
残念ながら、そば切りが食べられる(もしくは買って帰れそうな)お店はお休みで、文字だけ確認。そもそも「そば切り」って何だ?と調べたところ、今僕らが普通に食べている「ゆでそば」のように、そばの生地を伸ばして細く切ったものだそうな。
ほっほっ、そば切りってそばがきのことだと思っていたよwww
そしてゴールの塩尻へ
本山宿を過ぎたら、目指すは塩尻駅! その手前にもう1つ、「洗馬宿」という宿場町があるのですが、大変申し訳ございません、すっ飛ばしてしまいました(;^_^A
追い風が気持ち良かったもので(;^_^A
ほんとは洗馬宿も立ち寄ってみようと思ったのだけど、折からの強烈な追い風がまぁ楽しくも心地よい。塩尻まではド平坦の一本道で、一面のブドウ畑を眺めながら追い風アシストを楽しんでいたら、あれあれ、すっ飛ばしてしまったよw
だから塩尻に来たかったんです! 日本一狭い立ち食いそば・桔梗
さてさて、木曽福島から一気に宿場町を駆け上がってきました。他にも輪行できる場所はたくさんあるのに、なぜゴールを塩尻にしたのか、その理由がこれです!
うぉおお、日本一狭い立ち食いそば・桔梗!! ここに来たくて来たくてしょうがなかったの(≧∇≦)!
2人入ったら満席(満立ち?)になってしまう、超狭小立ち食いそばなんて、コンパクトなのに夢が詰まり過ぎwww
桔梗でぜひとも食べてみたかった山賊そば!
さらにさらに、桔梗でぜひとも食べてみたいものがありました! それがこの地方名物の山賊焼き(鶏肉の唐揚げ?)を豪快にドーンとそばに載せてしまった「山賊そば」!!
ちょうどこの日イベントがあり、山賊焼きを大量につくってしまったそうで、お店の方も「ぜひぜひ食べてください!」と猛烈推し。山賊そば、売り切れてることも多いそうなので、ハーフサイズじゃなく丸ごとの山賊焼きを食べられるなんて、もう願ったりかなったり(゚∀゚)!
一度来てみたかった桔梗で、ぜひとも食べてみたかった山賊そばを食べられるなんて!! もう最高、JBCF最高www おんたけヒルクライム、来年も絶対出るわwww
ちなみに、桔梗は改札内だと2人しか入れませんが、改札の外だとご覧のとおり、広々ゆったりスペース(´_ゝ`) いやいや、ココまで来たら、絶対改札内の2人しか入れない空間で桔梗の絶品そばをいただきたいでしょう!
以上、JBCF、おんたけヒルクライム開いてくれてありがとう! 木曽路の宿場町をロードバイクで巡り、さらに塩尻の超有名立ち食いそばまで食べられるなんて!! なお話でした。
いやぁ、桔梗のそば、立ち食いそばとは思えないほどの美味しさでビックリしました。そば自体が美味しいし、山賊焼きも凄いボリュームで大満足(*´ω`*) 次回は普通の山菜そばとかも試してみよっせ~♪
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