朝起きて真っ先にツイッターを見るのもイカガなものかと思いますが、今朝ばかりは悪しき習慣も役立つものでした。ありゃりゃ、シマノのクランク、リコールかかってしまいましたのん?? オレSRAMだから関係ねーやーと高みの見物のつもりが、おおっと、すぐ真横に純粋シマノユーザーがいるじゃんけ(◎_◎;) デゲメン氏のデュラエース・パワーメーターFC-R9100-P、ひょっとしてリコール対象なのでは!?
シマノクランク、青天の霹靂(へきれき)なりコール発出
これは、「遂に・・・」というべきなのか、それとも「えぇ、まさかシマノが!?」と驚くべきことなのか。シマノがクランクを無償点検・交換してくれるのだそう。それってつまり・・・リコールでよろしいか?
対象クランクは11速のホローテックIIクランク
シマノのウェブサイト(⇒出典)によると、無償点検・交換の対象となるのは「2019年6月30日以前に製造されたロードバイク用リア11段変速対応ホローテックII(中空)クランク」。
具体的には、ULTEGRA FC-6800, FC-R8000, DURA-ACE FC-9000, FC-R9100, FC-R9100-Pの5種類であります。
5つのクランクのうち、2019年6月30日までに製造されたものが対象となりまして、その見分け方が製造刻印を確かめること。↑の「対象製造刻印」があるクランクは、今回の無償点検・交換の対象となります。
デゲメン氏、デュラエースクランク FC-R9100-Pを使っていたような・・・
無償点検や、その後交換が必要かどうかの判断、交換が必要となった時の交換手順など、詳細はこれからご案内だそう。まず僕らにできることは、手持ちのクランクが対象かどうか確かめることであります。
デゲメン氏のFC-R9100-Pは・・・・
このニュースを知った時はすでに会社に来ていて、デゲメン氏のクランクの写真を撮るの忘れた(;´Д`) なので、古い写真を片っ端から漁って、クランクの刻印を確かめてみたところ・・・
う~ん、読めない(-_-;)
S・・・かな?? 拡大してもどうやっても判読できません。
デゲメン氏の刻印はSから始まっていた
僕の在庫画像ではどうにも分からぬ。という訳で、在宅勤務なデゲメン氏に写真を撮っていただきました。おぉ、これはクリアで鮮明、良く見え・・・
あれ、刻印って左右で違うものなんですのん!?
左クランクがSKで、右がSIだと。はて、左右で刻印が違う理由はよく分かりませんが、Sから始まる刻印は、どうやら今回のリコール対象ではない模様。
デゲメン氏のターマックは2020年だか21年だかに納車でしたっけ。今回のリコールは2019年6月以前のクランクだから、運よく対象外だったのかもしれません チッ(・д・)
シマノ、SRAMの影が迫ってくるぞ
僕たちは幸いなことに対象外でしたが、天下のシマノのクランクを使っている人はたくさんいるはず。一説には76万本のクランクが対象だそうな(マジカヨ)。対象な方はどうぞ無事滞りなくすみますように。。。
この際だからSRAMに・・・
「シマノのクランクは割れる」というのはネット界隈で散々言われていたことでして、今回ようやくシマノ御大が対応に乗り出してくれることになったのは、ありがたいこと。。。
とは言いつつ、散々日本でも海外でも言われていた不具合が4年以上経った今になってリコールになるのは、ちぃと何と言うか遅きに失した感は否ません。
変速のスムーズさや軽さなどの性能面では一日の長があるシマノですが、12速化や完全無線、UDH、ディレイラーハンガーレスなど、近年はSRAMがかなり革新的な技術を打ち出してきておりますで、はてさて、これはロードバイク(&MTB)のコンポ覇権はどちらが握ることになるのやら・・・。
デゲメン氏もこれを機会にコンポをSRAMに載せ替えてしまえばいいのに(´_ゝ`) えぇ、SRAM Red Etap AXSに一式丸々載せ替えると70~80万!? う~ん、これは却下w クランク割れるまで使ってください(;^_^A
以上、シマノ・ユーザーえらいこっちゃ(◎_◎;)! 割れる割れると言われ続けたシマノ・クランクがようやくリコールになるようです なお話でした。
コメント
匿名さん、ありがとうございます。
今まで散々言われていたことに、ここに来て重い腰を上げたタイミングも興味深いですね。
北米で何かあったのかな??
割れがない対象のクランクでも全とっかえしたほうが、全部ひっくるめたコストやレピュテーションリスクも低く、ユーザーにとっても嬉しいと思うのですが、はてさて難しいのでしょうかねぇ。。。
pon3さん、ありがとうございます。
無償点検からの流れ、どうもシックリ腑に落ちないですよね(;´Д`)
(僕の理解不足による書き方が悪いのですが)あくまで無償点検にもとづく対応をするのであって、リコールではない、というスタンスなのかもしれません。
無償点検して、そのときは問題なくても、その後クランク割れたら、どうするんでしょうねぇ。。。
誰が責任を負うのか、点検した人(ショップ)? それとも使い続けたユーザー??
もしクランク割れが原因でユーザーがケガあるいは死亡したら、どうなるのやら!?
謎は深まるばかりです(;^_^A
数年来言われていたことですが…これまでの経過は普通にリコール隠しに近いのでは?
今更のリコール(それだけでも甚大な損害ですが)だけでは済まないでしょうよ。
再来年くらいには旧シマノと言われる状態になっても不思議ではありません。
↑必ずしも、ではない模様ですね。失礼致しました。
>>お客様がご使用されている対象製品を無償にて点検させていただき、点検の結果、交換が必要と判断された場合は、無償交換をさせていただきます。交換の必要性が確認されなければ、そのままご使用いただけます。
何時も楽しく拝読しております。
こちらでリコール知りました、ありがとうございます。
FC6800ですが、購入して7年以上で交換して貰えるとは(^ω^;)…
(対象多すぎて何時交換して頂けるか不明ですが)