ゾーン1でもFTPが11%上がるんですか(゚Д゚;) ヒートトレーニングの存在感がロードバイク・トレーニング界隈で増しているようです

ゾーン1で漕ぐだけでFTPが5%も上がるトレーニングがあるそうなんです
ゾーン1で漕ぐだけでFTPが5%も上がるトレーニングがあるそうなんです

気が付けば9月になって一気(?)に朝晩が涼しくなったような気がするのは勘違いでしょうか!? そんな季節変わりのこの時期に、ちょっと遅ればせながら随所で「ヒートトレーニング(=暑熱順化トレーニング)」に関する情報が出ています。きっとひょっとして、昨今の暑い夏に対処するため、あとはオリンピックもあって、多くのプロ選手が「ヒートトレーニング」をやるようになったのでしょうかね。そんな「ヒートトレーニング」で11%もFTPが上がったと申している人がいます。誰よ、それ!? えっGCNがそんなこと言ってるの!?

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FTPが5%が上がるそうですが!! 今なぜヒートトレーニング!?

今回ご紹介するGCN動画は「ヒートトレーニング」に関するもの。YouTubeを眺めると、ヒートトレーニングに関する動画が同じタイミングで各所からアップロードされています。さて、ナゼなんでしょう(´_ゝ`)

Trying Cycling’s New Miracle Training Has Blown My Mind (Is Heat Training Worth It?)

「Trying Cycling’s New Miracle Training Has Blown My Mind (Is Heat Training Worth It?)」というタイトルのこの動画、さしづめ「新しい奇跡のようなトレーニングに驚いた(ヒートトレーニングはやる価値あり!?)」という感じでしょうか。

理論(研究結果)によるとFTPが5%上がると紹介されているヒートトレーニングをGCNプレゼンターのコナーさんが試した結果、ななんとビックリ、わずか2週間のプロトコルで11.4%(340W→379W)も上がったんですと(゚Д゚;)

この結果にコナーさん自身も驚いていまして、「ヒートトレーニングには何かがある」と、その価値・その効果を諸手で認めています。ただし、他の人に勧める(万人向け)かというと「NO」だそう。とにかく「楽しめるものではない」んですと。何となく想像つくけど(;^_^A

何はともあれ、ヒートトレーニングという新しい手法は、目下、プロでも取り組む人が増え、プロトコル(取り組み方)や効果測定の検証が進んでいるそうで、今後の展開が楽しみなトレーニング領域、というのがGCN(コナーさん)のまとめでありました。

ヒートトレーニングは間違いをおかしやすい

研究結果で平均5%、GCNに限っては11%もFTPが上がったら、こりゃぁ試してみるしかない! と思うじゃないですか。だがしかしここで落とし穴がそこかしこにあるそうな。

温度高過ぎ、強度高過ぎ、時間長過ぎなどなど

前述のGCN動画でも述べられていますが、こちら(↑)のトレーナーロード動画も分かりやすい。オレゴン大学の Dr. Chris Minsonが実際にオリンピックをめざす選手に行っている「ヒートトレーニング」について解説しています。

ここで特に自転車に振って「ヒートトレーニングのよくある失敗」について解説してくれている箇所が冒頭5分目くらいにありまして、ミンソン博士によると「(自転車乗りはヒートトレーニングを)やり過ぎ」なのだそう。温度が高過ぎたり、強度が高過ぎたりして、逆にトレーニング効果を損なってしまっているのだそうな。

博士曰く、ヒートトレーニングは暑い夏のレースに向けた身体づくりに欠かせないし、(高地トレーニングと同じ効果の)赤血球を増やすこともできる。だがしかし、難しいのは「正しい方法でやること」。やり方を間違えると、回復を妨げ、睡眠を妨げ、トレーニングに逆効果をもたらしてしまうんですと。

じゃぁ、どれくらいの強度でやればいいんだよぅ( ˘• ₃ • )

ヒートトレーニングの正しいやり方ってなんだよぅ!?
ヒートトレーニングの正しいやり方ってなんだよぅ!?

じゃぁ正しい方法ってなんだよぅ、どれくらいの強度、どれくらいの時間、どれくらいの頻度で、何を指標にすればいいんだよぅ。

というところで、先ほどのGCN動画に戻りましょう、そうしましょう。

GCN動画によると、とにかく緩く、体調を見ながら!がヒートトレーニングの大原則。まず基準の指標となるのが深部温度で、直腸(お尻から)の温度を測ります。その温度が38.5度であるのが大事な目安の1つ。この体温(38.5度)にできるだけ簡単(イージー)に到達し、それを維持するのがヒートトレーニングの取り組み方の基本になります。

「できるだけ簡単に」はどれくらいの強度かというと、これが超低強度。ヒートトレーニングを50分やる場合、最初の10分はやや高めで、以降、徐々に強度を下げていきます。

FTPが300Wの場合、最初の10分は170W、それ以降は140Wまで下げてしまうのだそう。ということは、ざっくりゾーンで区切ると、最初の10分がゾーン2の一番下、残りの40分はさらに強度を下げてゾーン1でひたすら回すのだね。

パワーだけで見るとスーパーイージーだけど、GCNプレゼンターのコナーさん曰く、「最初はツラかった」のだそう。冷房なし、上下にジャージ着用するだけで簡単に暑い環境は準備できるとは言え、汗すごそうだし、う~ん、なんか動画観てるだけで辛そうです(;´Д`)

やるかやらぬか・・・ヒートトレーニング

ただでさえ汗臭いローラー部屋がさらに汗臭くなりそうで、ううぅ、ワタクシとても耐えられそうにありません。ストラバなどでこの暑い夏にも冷房なし、場合によっては扇風機なしでローラーしている人を何人も見ましたが、どうでしょう!? 効果はあったでしょうか!?

やるかやらぬか・・・プロはもうやっているのが答えかもしれない

やるかやらぬかヒートトレーニング
やるかやらぬかヒートトレーニング

練習は何でも「正しい方法」を「一貫」してやるのが超大事・・・ということに、トレーナーロードのおかげでようやく気付いてきました。ただ、理解力が決定的に不足しているワタクシには、何が「正しい方法」で、どういう状態が「一貫性ある」のか分からない(;^_^A

自分で試行錯誤するのはもちろん大切だけど、しっかりした文献を読み、しっかりしたコーチに習うのが一番の近道なんだろうなぁと思います。

やるかやらぬか、ヒートトレーニング。まぁ、でもプロの世界では、自転車競技を問わず、ヒートトレーニングを取り入れるのが当たり前になってきているそうなので、それ自体が答えのような気がします。やらないという選択肢はなかった/(^o^)\ でも、正しい方法でねw

以上、FTPが5%どころか11%も上がるんですか(゚Д゚;) 今ロードバイクのトレーニングで盛り上がっているのはヒートトレーニングなんですか? なお話でした。

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