昨年末に納車されたジャイアントTCRですが、いかんせんサドルが高い! サドル高を調整するにはシートポストを切らなければいけません。だがしかし、ときは年末年始。ショップはお休みに突入し、残されたのは突き出たサドルのTCRとメンテ技術が一切ない僕、そしてワインのボトルが2~3本。うふふ、そうか、分かった、閃いちゃいました(ΦωΦ) 「自分でやってみろ」と、どこからともなく声が聞こえてきたのです。
乗れたもんじゃないぜTCR ┐(´д`)┌ヤレヤレ
1本目のワインを半分以上流し込み、おおらかな気分になっております。多少の失敗は命取りになるだけ。今の自分なら乗り越えられる気がしてきました。
念のためサドル高の確認を
それでも多少の正気は残っていたのでありましょう。しっかりiPhoneにはサドル高を確認しようとした痕跡が。
とは言いつつ、本当にざっくり、ざっくりとサドルのてっぺんからフラフラしながら計った程度。精度が出ているとはとてもじゃないけど思えません(-_-;) それでも、現在のベンジのサドル高と比べて、8~10mmほど高いことが推測されました。
よし、まずは8mm切ってみよう。失敗したら・・・という視点は、このときなかった(´_ゝ`)
TCRのISP(インテグレーテッドシートポスト)の切断に挑戦
目分量で切るべき長さは何となく判断できました。あとは実際にやってみるしかないじゃありませんか。よし、やってみよう。
サドルを外すとDi2のバッテリーが出現
まずはサドルとシートクランプを外します。ネジで軽く留められているだけなので、これは超簡単な作業。
サドルとクランプを外してみると、ほほぅ、こりゃなんだい?? Di2のバッテリーかい?? サドル直下に置いてあるのね。BB付近に押し下げるより、こっちのほうが取り出しやすくて作業は楽そう。
ショップの作業を間近で見ておりまして、シマノDi2は有線で作業性があまり良くなさそうですな。。。自分で触れる類のものではなさそうです。
カットする下準備
シートポストの状況を確認したら、いよいよ切るための下準備。目分量で測った8mm幅をシートポストに印付けし、そのラインの下までDi2のバッテリーを押し下げ。
シートポストには、クランプのグラつき防止用にシールが貼られておりまして、そのシールをはがしてみたところ! ひゅ~、塗装も一緒に持っていかれたゼ(´_ゝ`)
TCRの大理石模様は、白地の上に重ね塗りされているものなのね。しかも、強度はあまり強くないっぽい。いろいろ勉強になるわ。
ひと思いにズバっとギコギコ
さぁここからがメインイベント! ノコギリガイドにシートポストを挟んでのギコギコタイムの始まりです! シートポストの切り方についてはジャイアントのHPにインストラクションがあるので、そちらもご参考あれ(⇒ジャイアント公式のインストラクション)
自転車を横倒しに固定し、ガイドに沿ってノコギリをギコギコギコギコ。思った以上に硬く、一瞬不安に思うも、もう後戻りはできません。行くしかない、この道を!
という訳で、無事切断完了ε-(´∀`*)ホッ 当初の想定どおり8mmほど短くすることに成功しました。
サドルを下げたら乗り心地が激変(≧∇≦)! だがしかし・・・
年末年始、是が非でもTCR乗りまくりたかったので、我慢できずに切ってしまったシートポスト。さて、その結果やいかに!?
おおぅ、めっちゃ乗れるようになったじゃん(゚∀゚)!
切断面をヤスリがけしてサドルをシートポストに戻して、早速にローラーで試運転! すると、まぁ何ということ、とても乗りやすくなったではありませんか!
膝が伸び切る感じがなくなり、ペダルの度に腰がクネクネ動くこともなくなったように思います(多分)。遠く感じたフレームとの距離感もグッと近づき、人馬一体感が増しました。
気になってしまったコラムスペーサー
サドルを切った翌日、早速に荒サイを走ってみて、実走での高さを再確認。すると、ローラーで感じた以上にフレームが身近に感じられて、とても良し。あぁ、良いじゃない、良いじゃない。これで年始のロングライド行けるぞ(゚∀゚)
と喜ぶワタクシの目に、だがしかし、う~ん、気になる存在が・・・。コラムスペーサーいっぱい入ってるなぁ。カッコ悪いなぁ。。。(直球
止めなさい、ハンドルを下げるのは:(;゙゚”ω゚”):
サドル高が落ち着きかけてきて、今度はハンドルの隙間に挟まったスペーサーが気になってきました。ちょ・・・ちょっと下げたらどうなるんかな? 下げても元に戻せるし・・・
と思ったときには、時すでに遅し! ついうっかり、コラムスペーサーを抜いてハンドルを下げてしまった(◎_◎;) しかも、これまた、よせばいいのに、根拠もないのに、柔軟性すらないのに、1.5cmも一気にダウン。
うわぁうわぁ、知らないぞ知らないぞ、乗り心地悪くなっても:(;゙゚”ω゚”):
ポジションはキツく厳しくなりました/(^o^)\
一気に1.5cmハンドルを下げたTCRに乗ってみた結果!! むふぅ~、めっちゃ前傾厳しく、ハンドル遠く、せっかく漕ぎやすくなったサドル高が元の木阿弥で、また高さを感じるようになっちゃった/(^o^)\
これはいけない、1.5cm下げるのはやり過ぎでした。楽で快適と感じる姿勢じゃないと長時間乗れないでありますからな。
自分の感覚を大切に、ハンドル高は上げる方向で戻しましょう。あぁ、コラムスペーサー満載はちとカッコ悪いけど、背に腹は代えられないのでありました(´;ω;`)ウッ…
以上、ロードバイクは見た目よりも快適性を大切に。TCRのサドルを下げてハンドルまで下げたら意味がありませんでした/(^o^)\ なお話でした。
コメント